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海洋学:緯度と共に変わる水塊混合度

Oceanography: Mixing with latitude p.477

海洋で広範囲の緯度にわたって測定を行うことにより、内部波を乱す乱流に関する理論が裏付けられた。この結論は、海洋における混合状態の地図作製を容易にし、さらには気象モデルの改良につながると思われる。

doi: 10.1038/422477a

微生物学:おなかを守る

Microbiology: Gut defence p.478

サルモネラ症が重症になるかどうかは、侵入者であるサルモネラ菌がどれだけ効率よく殺されるかにある程度依存している。明快な実験の結果から、宿主腸内の防御の主役は、名前の通りデフェンスとして働く、デフェンシンであることがわかった。

doi: 10.1038/422478a

惑星科学:小惑星はタマネギそっくり

Planetary science: Of asteroids and onions p.479

一群の隕石に関する詳細な分析の結果、母天体である小惑星が持っていそうな構造に関する論争が解決された。小惑星は、いわばタマネギに似た層状の構造であることがわかり、外側の層から冷えていったらしい。

doi: 10.1038/422479a

細胞の運動性:粘菌絨毯の移動

Cell motility: Making streams p.481

粘菌、タマホコリカビの一種であるDictyostelium discoideumの細胞は、密集隊形訓練中の軍隊のような形で移動することがある。粘菌は、菌体後部からだけ化学誘引物質を分泌するため、誘い出された仲間が続々と後に続いてこういう形ができるらしいことが新たな研究から明らかになった。

doi: 10.1038/422481a

行動生態学:卵を数えるオオバン

Behavioural ecology: Coots count p.483

アメリカオオバンは、巣の中に同種の別のメスが産んだ卵と自分の産んだ卵があるとき、それらを見分けている。この鳥は、さまざまな作戦を用いて、托卵行動のもたらす不利な生殖的影響を最小にしようとしている。

doi: 10.1038/422483a

核物理学:核分裂の谷間

Nuclear physics: Into the fission valley p.485

新しい元素を作るのが難しいのはなぜか。2つの核の融合により重い元素を作ることは、「準核分裂」という競合過程により妨げられているらしいことが、新たな研究によりさらに明らかになってきた。

doi: 10.1038/422485a

Article

進化:卵の識別と計数が鳥類の種内托卵のコストを下げる

Egg recognition and counting reduce costs of avian conspecific brood parasitism p.495

doi: 10.1038/nature01505

Letters

An enhanced cosmic-ray flux towards Persei inferred from a laboratory study of the H3+?e- recombination rate p.500

doi: 10.1038/nature01498

宇宙:熱年代測定法によって解明されたHコンドライトの母天体の構造と熱史

Structure and thermal history of the H-chondrite parent asteroid revealed by thermochronometry p.502

doi: 10.1038/nature01499

物性:ペロブスカイト極薄膜における強誘電性の臨界厚さ

Critical thickness for ferroelectricity in perovskite ultrathin films p.506

doi: 10.1038/nature01501

気候:過去3回の氷期サイクルを通しての東南極における均一な気候変動

Homogeneous climate variability across East Antarctica over the past three glacial cycles p.509

doi: 10.1038/nature01525

海洋:内部波が砕けることに起因する赤道水域における混合の低下

Reduced mixing from the breaking of internal waves in equatorial waters p.513

doi: 10.1038/nature01507

進化:マダガスカル産恐竜Majungatholus atopusの共食い

Cannibalism in the Madagascan dinosaur Majungatholus atopus p.515

doi: 10.1038/nature01532

免疫:ヒト腸由来のデフェンシンを発現するトランスジェニックマウスに見られる腸管サルモネラ症に対する防御

Protection against enteric salmonellosis in transgenic mice expressing a human intestinal defensin p.522

doi: 10.1038/nature01520

細胞:PAC1ホスファターゼはアポトーシスと成長抑制にかかわるシグナル伝達系におけるp53の転写標的である

PAC1 phosphatase is a transcription target of p53 in signalling apoptosis and growth suppression p.527

doi: 10.1038/nature01519

生理:NADPH酸化酵素の電位依存性は食細胞がプロトンチャネルを必要とする理由を説明する

The voltage dependence of NADPH oxidase reveals why phagocytes need proton channels p.531

doi: 10.1038/nature01523

転写因子IIIBの中心部の接触面である3成分複合体の結晶構造

Crystal structure of a transcription factor IIIB core interface ternary complex p.534

doi: 10.1038/nature01534

神経:シナプス抑圧と増強の均衡によって一定に保持されるシナプス強度の総和

Conservation of total synaptic weight through balanced synaptic depression and potentiation p.5158

doi: 10.1038/nature01530

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