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宇宙:熱年代測定法によって解明されたHコンドライトの母天体の構造と熱史

Nature 422, 6931 doi: 10.1038/nature01499

我々の太陽系は、約46億年前に星間分子雲内部の高密度な核の崩壊から形成された。その後の固体の天体形成は、急速に起こった。微惑星が集積された1000万年未満の期間については、隕石の研究によって知ることができる。一部の微惑星は分化し、より大きな地球型惑星のように金属性の中心核を形成したが、未分化のコンドライト隕石の母天体は、ケイ酸塩から金属を分離するには不十分な、比較的穏やかな熱変成作用を受けた。母天体の構造や冷却の歴史だけでなく、熱源の性質についても議論が交わされている。本論文では、共通する単一の母天体をもつと推定される、衝撃を受けていないHコンドライトに対する244Puのフィッショントラック法と、40Ar−39Ar法による熱年代測定について報告する。また急速な降着の後、比較的擾乱を受けずに冷え、内部の熱源(最も可能性があるのは26Alの崩壊である)があったために、層状の母天体が生じたことを示す。外層の岩石の方は、より再結晶化され化学的平衡に達している中心部分の岩石よりも低温の最高変成温度に達し、冷却が速かった。中心部分の岩石が390Kまで下がるには約1億6000万年も要した。

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