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進化:卵の識別と計数が鳥類の種内托卵のコストを下げる

Nature 422, 6931 doi: 10.1038/nature01505

種間托卵を行う鳥類に托卵される鳥類は、卵の識別に基づいた防御法をとることが多いが、不思議なことに、同種の他個体に托卵される種ではそうした行動がほとんど見られない。本論文では、アメリカオオバンにおいて同種の卵の識別は頻繁かつ正確であり、3通りの防御法を使って防御法が種内托卵の高いコストを低減させることを示す。仮親(托卵される寄主)は多くの托卵された卵を識別して排除し、托卵の適応コストを引き下げる。排除を伴わない識別も起こり、一部の仮親は托卵された卵を抱卵順位の下位にあたる巣の端へと押し出す。一巣卵数の比較から、雌は卵の識別と計数を併用して一巣卵数を判定していることが明らかとなった。雌は、見た目の違う托卵された卵を無視すると同時に、自身の卵を数えることにより、一巣卵数が不適切に減少するのを回避しているのである。これは、雌鳥が触覚ではなく視覚上の手がかりをもとに、自身の一巣卵数を管理していることを明確に示す証拠であり、動物において計数行動が生態および進化に意味をもつことを示す貴重な一例である。

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