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米国の大学に影を落とす文化戦争

ニューカレッジ・オブ・フロリダ(サラソタ)を揺るがすフロリダ州知事Ron DeSantisの改革に抗議する学生たち。 Credit: Bloomberg/Contributor/Bloomberg/Getty

米国の高等教育が揺れている。2023年12月上旬からの2カ月あまりの間に、イスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突に対する大学の対応を巡って2つの有名大学の学長が議会公聴会に呼び出され、その後相次いで辞任した。これらの辞任劇は、米国の高等教育界で強まりつつある政治化の流れの一例だ。高等教育の政治化は、科学に影響を及ぼし、米国の研究コミュニティーを根底から揺るがす恐れがある。

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翻訳:三枝小夜子

Nature ダイジェスト Vol. 21 No. 5

DOI: 10.1038/ndigest.2024.240533

原文

Culture wars are raging on US campuses. Will they affect research?
  • Nature (2024-02-15) | DOI: 10.1038/d41586-024-00393-1
  • Emma Marris
  • 米国オレゴン州ポートランド在住のフリージャーナリスト。