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投獄されたイラン人学者に支援の声を
イラン人研究者は、かつてないほどの危険にさらされている。各国政府は静かな外交を促しているが、表立って行動することが必要なのだ。
誓約の履行で2℃未満の温暖化抑制は可能
COP26での気候に関する各国のコミットメント(誓約)を分析した結果、そうしたコミットメントが履行されれば、2100年までの地球温暖化を2℃未満とすることができる可能性が示された。しかし、それには短期的な政策による裏付けが前提となる。
コロナウイルスの「亡霊」が腸に何カ月も残留
科学者たちは、long COVIDと、さまざまな組織に残留するウイルス断片との関連を調べている。
COVID罹患後の脳の変化が画像で判明
SARS-CoV-2への感染前後の画像検査により、感染後の脳には明らかな変化が認められることが分かった。大規模な脳画像追跡研究には高い水準が要求されるが、この研究はその模範を示している。
Chia-Hsuan Hsu
許嘉軒(Chia-Hsuan Hsu)は、 国立台湾大学環境教育研究所のポスドク研究員。
腫瘍へ確実に送達可能な生菌カプセル化システムを構築
1世紀にわたり模索が続く、生菌を使ったがん治療。生菌製剤の免疫系回避と腫瘍部位への送達が課題である。コロンビア大学 博士課程6年に在籍する張本哲弘さんらは、このほど、菌体を包む莢膜多糖(CAP)を合成生物学の手法で自在にスイッチングする技術を開発。CAPの制御で、薬剤を兼ねる生菌をより多く腫瘍に送達できることを、生体で実証した。