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COVID-19に罹らない人を探す世界規模の計画が始動
SARS-CoV-2感染に対して生まれながらに抵抗性のある人を探す、国際的なプロジェクトが始まった。こうした人を調べれば、新しい治療法の開発につながると期待されるからだ。
COVID-19の新しい飲み薬:5つの質問
臨床試験の結果と同等の有効性を実際に発揮できるならば、モルヌピラビルとパクスロビドはパンデミックの今後の流れを変える可能性がある。
2022年注目の科学イベント
月探査や素粒子物理学など進展が楽しみな分野がある一方で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株に引き続き目を光らせることになるだろう。
図表で見るCOVIDワクチンの1年
空前の規模の接種作戦により、世界で44億人以上がCOVIDワクチンの接種を受けた。一方で、接種を受けられない人がまだ大勢いるという事実は、2021年のワクチンを巡る動きに大きな影響を及ぼした。オミクロン株の登場により、状況はさらに複雑化している。
小中学校の休校に感染抑止効果は確認できず
2020年春、政府は新型コロナウイルスの感染拡大を食い止める目的で、全国の小中高校を一斉休校とするよう市区町村に要請を出した。休校は、子どもたちに学習不足や運動不足などの悪影響を及ぼしただけでなく、親が休職を余儀なくされた家庭では、経済状況にも影響が及んだ。福元健太郎・学習院大学法学部教授は、自身の子どもの休校体験から「多くの犠牲をもたらした休校に、感染拡大の抑制効果はあったのか」と疑問に思い、公的なデータを用いて「休校にした自治体」と「開校にした自治体」の新規感染者数を比べ、「休校による感染抑止効果は認められない」との結果を得た。
Alessandro Rossi
Alessandro Rossiは、国立物理学研究所(NPL;英国ロンドン)の計測研究員、ストラスクライド大学(英国グラスゴー)の上級講師および英国研究イノベーション機構(UKRI)フューチャー・リーダーズ特別研究員。
ガラスはカーボンニュートラルな未来にとっての隠れた宝石だ
ガラスは、リサイクルしても劣化しないし、カーボンフリーのガラスも製造可能だ。それなのに、なぜ各国でガラスが地中に埋められてしまうのだろうか?
COVID-19検査対象の入国者を選別するアルゴリズム
入国者に対するCOVID-19検査を最適化するためには、陽性になる可能性が高い人を予測する必要がある。ギリシャの国境では、検査対象を絞るための機械学習アルゴリズムが導入されている。