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クローンサルの作出に初めて成功

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 4 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180413

原文:Nature (2018-01-25) | doi: 10.1038/d41586-018-01027-z | First monkeys cloned with technique that made Dolly the sheep

David Cyranoski

遺伝的に同一の動物がいれば、ヒトの疾患モデルが改良される可能性がある。その一方で、ヒトのクローン作出についての懸念が高まっている。

チョンチョン(中中)と名付けられたカニクイザルの仔。初めて作製されたクローンサルのうちの1匹である。 | 拡大する

QIANG SUN/MU-MING POO/CAS

中国科学院神経科学研究所(ION;上海)の生物学者Zhen Liu(劉真)らは2018年1月24日付のCellで、クローン霊長類の作出に世界で初めて成功したことを発表した(Z. Liu et al. Cell http://dx.doi.org/10.1016/j.cell.2018.01.020)。作製には体細胞核移植が用いられた。遺伝物質を除去した卵にドナー細胞のDNAを注入するこの方法で、クローン羊のドリーをはじめ、20種以上のクローン動物が作出されてきたが、生きた霊長類クローンを作り出すことにはこれまで成功していなかった。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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