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よみがえる謎の超新星

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 2 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180234

原文:Nature (2017-11-09) | doi: 10.1038/551173a | The star that would not die

Stan Woosley

当初はありふれた超新星爆発のように見えた事象が、その発見後600日以上も輝き続けた。この事象の特性は、現在の標準的な理論モデルでは説明できない。

1954年にパロマー天文台が撮影した画像(左)は、iPTF14hlsと同じ場所で爆発が起こっていたことを示している。1993年の画像(右)には爆発は見られない。 | 拡大する

POSS/DSS/LCO/S. Wilkinson.

太陽の約8倍以上の質量を持つ星が死ぬとき、その星はつぶれてブラックホールになるか、超新星爆発を起こす1。超新星爆発を起こす場合には通常、中性子星と呼ばれる星の残り物が形成されることにより、星の中心で爆発が起こり、周囲の物質を高速で排出する。この物質の拡大が閉じ込められていたエネルギーを解放し、太陽の約1億倍に相当する、おおむね一定の光度を約100日間保った後、衰える。130日以上、光が持続する超新星は極めてまれだ2。今回、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(米国)のIair Arcaviらは、iPTF14hlsと名付けられた超新星が600日以上も輝き、これまでに観測された中で最も長続きした超新星になったことをNature 2017年11月9日号210ページで報告した3

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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