アーカイブ検索

2017年7月号

News: カッシーニによる土星探査が最終章へ

NASAの土星探査機が、土星とその環の間を初めて通過した。

2017年5月号

Editorial: 冥王星の復讐

惑星に分類される天体の数を大幅に増やすという提案がなされ、数々の興味深い論点を提起している。

Japanese Author: 月に届く地球の風

地球に一番近く、空を見上げればそこにある月。このなじみ深い天体を日本の探査機「かぐや」が調査したことは、よく知られている。このほど、地球の高層大気圏から流失したO+イオンが月にまで届いていることが、大阪大学・名古屋大学・JAXA(宇宙航空研究開発機構)の共同研究により突き止められ、 2017年創刊のNature Astronomy 2月号に発表された。検出されたO+は高いエネルギーを持ち、月表面の数十nmまで貫入することができる。このことは、太古から現在に至るまで、月が常に地球由来の物質にさらされてきたことを明らかにした初めての成果である。研究の中心となった、大阪大学大学院理学研究科の寺田健太郎さんとJAXA宇宙科学研究所の横田勝一郎さんにお話を伺った。

Comment: チャーチルの地球外生命論

英国の偉大な政治家ウィンストン・チャーチルが地球外生命の存在の可能性について科学者顔負けの考察を繰り広げるエッセイが発見された。

2017年4月号

News & Views: 地球の材料

地球は、隕石が集積(落下付着)することによって成長した。この「地球の材料」がどのようなもので、それが地球形成が進むにつれてどう変化したかが、同位体の高精度測定から明らかになった。これまでの地球形成モデルを修正する必要がありそうだ。

2017年3月号

News & Views: ハート模様に秘められた冥王星の物語

冥王星のひときわ目立つハート形をした明るい領域の左半分は、「スプートニク平原」と呼ばれる霜が堆積した広大な盆地だ。この盆地は、冥王星の自転軸を変化させ、表面のテクトニクス活動を促してきただけでなく、その表面下に海をたたえている可能性もあることが、4編の論文で明らかになった。

2017年2月号

News: 反水素原子の分光測定に成功

物理学者の離れ業により、反物質原子による光の吸収が初めて測定され、基礎物理学の前提となっている理論が検証された。

2016年12月号

News: 11億個の星の地図を公開

欧州宇宙機関のガイア計画が銀河系の星の地図データを初めて公表した。

2016年11月号

News: 人工ブラックホールで「ホーキング放射」を確認

実験室で作り出された「音のブラックホール」で、ホーキング放射に極めて近い現象が観察された。

News: 太陽系から最も近い恒星に、地球に似た惑星

プロキシマ・ケンタウリの周りを公転する地球サイズの惑星には、液体の水があるかもしれない。もしかすると生物もいるかもしれない。

2016年10月号

News Scan: 宇宙にキラル分子

天の川銀河の中心近くで初検出

News: 地球外生命体の探し方

地球外生命体の存在を示す化学的痕跡とは何か。宇宙生物学の研究者たちが検討を始めている。​

2016年9月号

News: X線天文衛星「ひとみ」の遺産

本格運用前に空中分解した日本のX線天文衛星「ひとみ」は、観測装置の立ち上げ段階でペルセウス座銀河団を観測しており、銀河の形成と進化の謎を解き明かすための新たな手掛かりを置き土産にしていった。

Japanese Author: 地球の内核と磁場形成に新たな議論!

地球の中心部は、「固体の鉄合金からなる内核」を「液体の鉄合金からなる外核」が覆った構造をしており、その物性が磁場形成やプレート運動などのカギを握っている。東京工業大学理学院地球惑星科学系の太田健二講師は、外核に相当する157万気圧、4500Kもの超高圧高温環境を作り出し、鉄の電気伝導度を測定することに成功した。実測というインパクトとともに、「約7億年前」と導き出された内核形成の時期が、新たな議論を呼んでいる。

News: 探査機ジュノーが木星周回軌道に

NASAの木星探査機ジュノーは、巨大ガス惑星の観測を通じて、その進化と太陽系の起源に迫る。

2016年8月号

News & Views: ブラックホールは老いた銀河を操る

年老いた星が多数を占める銀河には、星の材料になるガスがあるのに星が作られないものが多い。銀河の中心にあるブラックホールが銀河の中のガスをかき回し、星形成を抑え込んでいるとみられることが観測から分かった。

2016年7月号

News: 「あかつき」から届いた最初の金星観測データ

金星周回軌道への再投入に成功し、見事復活を遂げた日本の金星探査機「あかつき」。今回公開されたのは試験観測の結果だが、そこには全球を覆う硫酸の雲の縞模様や大気中に見られる弓の形をした模様など、これまで目にしたことのない金星の姿が捉えられていた。

News & Views: ご近所にあった超新星

深海底の堆積物に含まれる超新星由来の放射性同位体の測定と、それらの同位体がどのように地球に到達したかのモデル化から、生物の進化に影響する可能性があるほど地球の近くで、多数の超新星爆発が起こっていたことが分かった。

2016年6月号

News Scan: ブラックホールの自転をつかむ

連星ホールの解析から片方の自転速度が判明

2016年4月号

News: 重力波を初めて直接検出

重力波は、時空の歪みが波として伝わる現象だ。この重力波を直接検出することに、米国を中心とする国際的な観測計画が初めて成功した。2つのブラックホールの合体で生じたとみられる重力波を捉えた。アインシュタインの予言が100年を経て確かめられ、天文学は重力波を通して宇宙を見る新たな時代に入った。

News: 太陽系に未知の巨大惑星発見か

太陽系外縁天体の軌道の分析から、太陽系外縁部に太陽の周りを2万年かけて1周する大質量天体が存在する可能性が出てきた。この分析結果を発表したのは、太陽系外縁天体をいくつも発見してきた天文学者だ。

News: ホーキング博士の新論文に割れる物理学界

ブラックホールに「エネルギーがゼロに近いソフトな粒子」があるなら「ブラックホール情報パラドックス」という難問が解決され得るとする論文がarXivに投稿され、論争が起きている。

2016年3月号

News: 探査機「あかつき」が金星周回軌道へ

2010年に金星周回軌道への投入に失敗して太陽を周回していた日本の金星探査機「あかつき」が、ついに金星周回軌道に入った。

News Scan: 暗黒物質粒子の検出へ王手

これでも見つからなかったら暗黒物質モデルは振り出しに戻る

News: TMTの建設許可が無効に

日本を含む5カ国でマウナケア山に建設中の30メートル望遠鏡(TMT)について、ハワイ州最高裁判所は建設許可を無効とした。

2016年2月号

News in Japan: 生命誕生のカギを宇宙に探す新拠点誕生!

20年先の自然科学研究を考える自然科学研究機構(NINS)に、「アストロバイオロジーセンター(ABC)」が誕生した。2015年4月に創設され同年11月20日に開所式を迎えた同センターは、系外惑星探査を主軸に生物学、生命化学、地球物理学などとの融合研究を行い、宇宙における生命誕生と進化の謎に挑む。キャンパスは、東京都三鷹市にある国立天文台に構えている。

News: 太陽系外惑星探査:次の20年

これまでに2000個近い太陽系外惑星が発見されている。今度はそれらを理解する番だ。

2016年1月号

News: 彗星で大量の酸素分子見つかる

欧州宇宙機関(ESA)の探査機が訪れているチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星で、酸素分子が大量に見つかった。この発見により、太陽系形成理論に再検討が必要になるかもしれない。

News Scan: 宇宙背景ニュートリノの証拠

ビッグバンとともに生じたニュートリノが後の宇宙背景放射に残した痕跡を特定

2015年10月号

News: フィラエが見て、触れて、嗅いだもの

彗星着陸機フィラエが2014年11月に送信してきたデータの分析結果が初めて報告された。7カ月の休眠を経て2015年6月に目を覚ましたフィラエだが、その後再び通信は途絶えており、状況は厳しいとされる。しかし、その貴重なデータからは新たに多くの謎が生まれている。

News: SETIに舞い込んだ思いがけない幸運

ロシアの億万長者Yuri Milnerが地球外知的生命体探査(SETI)プロジェクトに1億ドルを贈った。

2015年9月号

News: 宇宙にはサッカーボール分子がいっぱい

これまで長く原因不明だった星の光の吸収現象は、宇宙空間に漂うサッカーボール形の分子、C60フラーレンによるものであることが分かった。

News: 冥王星に広がる驚きの地形と深まる謎

2015年7月14日、NASAの探査機ニューホライズンズが 冥王星のフライバイに成功した。次々に届く観測画像に映し出される、冥王星とその最大の衛星カロンの予想外の姿は、科学者たちを魅了するとともに、我々に多くの興味深い謎を投げかけている。

News Scan: しょっぱいエウロパの海

茶色い筋の正体は変性した塩らしい

News: 撤去を迫られるハワイの望遠鏡

ハワイのマウナケア火山は、先住民にとっては神聖な山であり、科学者にとっては天文台を設置するのに理想的な場所である。異文化間の対立により、この山の利用法をめぐるルールが変わろうとしている。

News: 第一世代の星を初めて発見

宇宙が誕生して最初に生まれた世代の星たちを初めて発見したと、天文学者たちの研究チームが報告した。

2015年6月号

News: ドーンとニューホライズンズの旅

2015年は準惑星の年だ。NASAのドーンとニューホライズンズという2機の探査機が、太陽系で最大級の2つの岩石質小天体に初めて接近し、科学者にその姿を見せてくれるのだ。

Japanese Author: エンセラダスに生命の萌芽を見出す

ガリレオやカッシーニ、火星ローバーなどによる惑星探査が進み、地球と似た環境がかつて存在した火星、液体の現存する木星の衛星エウロパ、土星のタイタンなどで、生命存在の可能性が議論されてきた。一方で、見向きもされなかった土星の小さな衛星エンセラダスが、にわかに注目を集めている。原始的な微生物であれば、生息可能であることが分かってきたからだ。東京大学大学院理学系研究科の関根康人准教授は、国際的な研究チームの一員として実験室での再現実験を担当し、微生物を育める環境の存在を実証することに成功した。

Editorial: 巨大ガス惑星の謎解きへ、いざ

今後数年間のNASAのミッションでは、土星および木星の奥深くに分け入って探査が行われる。再決定された土星の自転周期が正しいかどうかも、この探査から明らかになるだろう。

2015年5月号

News: 重力波探索は新たな段階に

「重力波検出」という2014年3月の衝撃的な発表は、衛星観測データを踏まえた分析により白紙に戻った。しかし、宇宙の始まりに生じたさざ波の探索競争は一層激しさを増している。

2015年4月号

News Scan: 双子の宇宙実験

宇宙滞在中の弟と地上の兄で遺伝子発現などを比較する

2015年3月号

News: ケプラー宇宙望遠鏡、地球型惑星を多数発見

ケプラー宇宙望遠鏡による観測データから新たに8個の惑星が確認された。その中には、これまでで最も地球に似ているものが2つ含まれている。

2015年2月号

News: キュリオシティ、火星のメタンを嗅ぎつける

NASAの火星探査ローバー「キュリオシティ」が火星表面でメタンを検出した。量はわずかだが、そこには明らかな「動き」があった。

News: フィラエの64時間

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸した彗星着陸機フィラエは、電池切れまでの64時間で、彗星に関する我々の認識を大きく変えた。

2015年1月号

News Scan: 宇宙線をつかまえろ

新型観測装置の準備が進む

2014年12月号

News: 月最大の平原はクレーターではなかった

月探査機の重力測定結果によると、月の「嵐の大洋」は衝突クレーターではなく、地殻の収縮でできた谷で縁取られた平原とみられることが分かった。

News: エウロパにプレートテクトニクス運動

近年、重大な発見が続いている木星の衛星「エウロパ」で、プレートテクトニクス運動が起きていることがこのほど明らかになった。エウロパ探査への機運がいちだんと高まっている。

News: 宇宙に飛び出した3Dプリンター

NASAは、宇宙で部品や道具を製作できる3Dプリンターの開発に取り組んでいる。

News & Views: 海王星サイズの太陽系外惑星に水を発見

海王星ほどの大きさの太陽系外惑星の大気にも水(水蒸気)が存在することを示す決定的証拠が、初めて得られた。さらに小さい、地球ほどの大きさで水が存在する惑星の探索への扉が開かれた。

2014年10月号

News: 太陽系外から来た初めての塵?

NASAの探査機が捕らえた微粒子サンプルに星間塵候補粒子が含まれていたことが、市民科学プロジェクトで明らかになった。

News: ラブルパイル小惑星を1つにまとめている力

がれきが緩く集まった「ラブルパイル小惑星」を 1つにまとめている力の正体が明らかになった。地球に衝突する小惑星の軌道を変える方法のヒントにもなりそうだ。

2014年8月号

News Feature: 地平線に見えてきた複雑性

コンピューター科学の分野で生まれたある概念が、基礎物理学においても重要な役割を果たし、時空の新しい理解への道を示す可能性がある。

News Scan: 土星で衛星誕生中

環の中で小さな月が生まれつつあるらしい

News Scan: ちらりと見えた?暗黒物質

銀河中心からの謎のガンマ線は暗黒物質粒子を示す初の信号かもしれない

2014年7月号

News: コペルニクス計画、幸先の良いスタートを切る

欧州は、新しい地球観測プログラム「コペルニクス計画」を担う最初の人工衛星の打ち上げに成功した。

News & Views: 小惑星表面でのレゴリス形成

小惑星の表面にある岩石もまた、年月の経過とともに風化によって崩壊し、やがては粉末状の破片へと変わっていく。この風化現象はこれまで、大小さまざまな流星体の衝突が原因だと考えられていたが、今回、室内実験とシミュレーションモデルを組み合わせた研究から、少なくとも小型の小惑星では、昼夜の温度変化が主な原因であることが分かった。

2014年6月号

News: 小惑星に環を発見

巨大惑星以外で環を持つ太陽系天体が初めて見つかった。

2014年5月号

News: 重力波に関するQ&A

138億年前に宇宙が誕生した直後、宇宙の急激な膨張(インフレーション)に伴って生じた「原始重力波」の痕跡が検出された。この発見は、科学界の画期的な出来事として称賛されているが、重力波の概念は多くの人々にとってなじみが薄いことだろう。重力波について、よくある質問とその答えをお届けする。

News: 宇宙急速膨張の証拠、検出される

宇宙が生まれた直後に急激に膨張(インフレーション)したことを裏付ける重力波の痕跡が、南極での宇宙マイクロ波背景放射の観測で見つかった。

2014年4月号

News: レーザー核融合で投入エネルギーを上回るエネルギーを生成

米国の国立点火施設で行われた実験で、核融合炉の実現に向けて重要で画期的な段階が達成された。

News & Views: 水蒸気を噴き出す準惑星ケレス

準惑星ケレスには水が大量にあると考えられてきたが、欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル宇宙望遠鏡による観測で、ケレスの表面から水蒸気が噴き出していることが分かった。

2014年2月号

Editorial: 実験室での恒星スペクトル解析にもっと光を

最新型の宇宙望遠鏡によってスペクトル観測データは急増しているが、それを補完する実験室での分光学的実験には、現在十分な資金援助がなされていない。

2014年1月号

News & Views: 最も遠い銀河の発見

非常に遠方にあるとみられる43個の銀河の分光測定が行われ、その1つが、これまでに確実な方法で距離が測定された中で最も遠い銀河であることが分かった。この銀河では、私たちの銀河系(天の川銀河)の100倍以上の速さで星が生まれていることも分かった。

News Feature: ガイア衛星打ち上げへ

欧州宇宙機関(ESA)のガイア衛星が、これまでで最も高い精度で宇宙の地図を作成するミッションに着手しようとしている。

2013年12月号

News: ISON彗星は生き延びるか!?

深宇宙からやって来たISON彗星が太陽に近づいている。天文学者たちは最初で最後の機会を逃さないよう、観測の準備を整えている。

News Scan: SN2011dhは、超巨星の爆発

子持ち銀河にあった黄色い超巨星の消失が確認された

Turning Point: 電波天文学者にあこがれて

数十個ものアンテナからなる巨大な電波望遠鏡「アルマ」が、南米チリの高原に建設された。その国際プロジェクトを率いてきた1人、井口聖氏。小さいときから抱いてきた「電波天文学者になりたい」という思いをどう実現してきたのだろうか。

2013年11月号

News: 星間空間に達したボイジャー1号

ボイジャー1号の周囲の空間の電子密度が急上昇したことが分かり、同号は2012年8月に太陽圏を出たことが確認された。

News: ヒドラジンに代わる衛星用燃料

宇宙機用の推進燃料として、現行のヒドラジンよりも効率が高く、しかも毒性の低いグリーン燃料が開発された。

News Feature: 時間と空間の起源

現代宇宙論の欠点は、時間と空間がどこから生まれてきたかを説明できていないことだ。この難題を解決しないかぎり、物理学は完成しないと多くの研究者が考えている。

News & Views: 土星の潮汐力が、衛星エンケラドスのプルームを制御

土星の衛星エンケラドスの南極付近から、氷の粒子のプルーム(立ち上る煙状のもの)が噴き出している。このプルームは、エンケラドスが軌道上で土星から最も遠い位置に来たとき、最も近いときに比べて4倍明るく見えることが分かった。

2013年8月号

News Scan: 超新星のかけらを地上で発見

南極の隕石の中から、超新星の塵が見つかった

2013年10月号

News: 米国の小惑星捕獲計画

宇宙の小さな岩(小惑星)を捕まえて月の近くまで運び、宇宙飛行士が訪れて調べようという計画が進んでいる。しかし、候補になる岩の選定など、計画の前途には難題が多い。

Editorial: レーザー通信による宇宙探査機からのデータ伝送

宇宙船からのデータ伝送速度の向上が求められており、レーザー通信技術への期待が高まっている。ただ、雲を避けてどう伝送するかなど、克服しなければならない課題が残っている。

2013年9月号

News: 銀河系外からの謎の電波バースト

銀河系の外からやって来る、継続時間の極めて短い電波バーストが見つかった。この画期的な発見は、電波天文学の新たなページを開くかもしれない。

2013年10月号

News & Views: 散開星団の中の惑星形成プロセス

散開星団の中で2つの惑星が発見され、惑星形成のプロセスが強靭なものであることが明らかになった。 なぜなら、散開星団の密度が高かった初期には、恒星どうしの接近や近くでの超新星爆発など、惑星系の破壊を招きかねない出来事が起こったはずだが、それに耐えて今まで生き延びている惑星が、実際に見つかったからだ。

2013年9月号

News: 太陽の「彩層」に目を凝らす宇宙望遠鏡

太陽表面とコロナの間にある「彩層」を詳しく調べる観測衛星IRISが打ち上げられた。

News: 40年前のルノホート2号の走行距離が、今も最長

最新の画像情報をもとに計算し直したところ、1970年代のソ連の月面探査車ルノホート2号は、42kmも走行していたことがわかった。これは、NASAの火星探査車オポチュニティーの走行距離よりも長い。

2013年8月号

News: ケプラー宇宙望遠鏡が任務を終える

太陽系外の惑星探索で素晴らしい成果を挙げてきたケプラー宇宙望遠鏡だが、姿勢制御に必須のリアクションホイールが故障してしまい、残念ながら終わりのときを迎えたらしい。

2013年6月号

News Scan: 宇宙のオタマジャクシ

天の川の若き日の姿を示す奇妙な銀河たち

2013年5月号

Turning Point: 素粒子への思いが出会いを呼んだ

宇宙の成り立ちを探る素粒子物理学者、村山斉氏。2012年には、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の1人に選ばれた。思ったとおりの勉強ができずに悩んだこともあるという村山氏のターニングポイントは?

News Scan: 天の川が甲虫の道しるべ

フンコロガシは夜、天の川を頼りに移動方向を決めている!

News Scan: 求む!冥王星の先の新天体

太陽系外縁天体探査機のために、新たな観測対象を募集中

2013年7月号

News & Views: 土星の環から大気に雨が降っている

土星の大気には、その環の姿が投影されていることがわかった。土星大気中のイオンの発光の分布を観測したところ、土星の環のすき間に対応するパターンが見つかったのだ。水の氷でできた環から、電荷を帯びた氷が磁力線に沿って大気上層へと運ばれているためらしい。

2013年6月号

News: 初期宇宙の最も高精度な「地図」

宇宙望遠鏡でマイクロ波背景放射の非常に精密な分布図が作成された。これにより、宇宙の初期の発展を説明するさまざまな理論が、ふるいにかけられる。

News Feature: スローな科学

速いばかりが能じゃない。世の中には、数十年あるいは数百年も続いている実験がある。科学は短距離走ばかりではなく、マラソン競技も含めた知的作業であることを、改めて思い出そう。

2013年5月号

News: 火星にはかつて生命の居住環境が存在した

火星探査ローバー「キュリオシティー」が 初めて掘削した岩石サンプルを分析した結果、水中で形成された粘土を発見した。

2013年6月号

News & Views: “最も近い銀河”までの正確な距離

銀河系(天の川銀河)のすぐ隣にある銀河、大マゼラン雲への距離を正確に測定すれば、宇宙に満ちているダークエネルギー(暗黒エネルギー)の正体に迫る足がかりになる。今回、食連星を使う方法で誤差2.2%の値が得られた。

2013年5月号

News: 3つ目のバンアレン帯が出現

NASAの観測衛星が、3番目のバンアレン帯の出現をとらえた。それは太陽からの衝撃波が消し去るまで、数週間持続した。

2013年3月号

News Scan: 宇宙飛行士に安眠を!

新しいLED照明が人間を眠りやすくする

News Scan: 過去をのぞくワームホール

木版画に残された木食い虫の穴が教えてくれること

2013年5月号

News: ランドサット8号が引き継ぐ歴史

NASAの歴代のランドサット衛星は、1972年以来、地球環境の変化を連続的に記録してきた。今、ランドサット8号がその任務を引き継いでいく。

News & Views: 超新星爆発直前の質量放出をとらえた

質量の大きな恒星が超新星爆発を起こして死ぬとき、それは非常に明るく、「宇宙の果て」からでも見ることができる。しかし、元の星がどのようなものだったかは、はっきりしないことが多い。今回、大質量星の超新星爆発の直前に起こった質量放出現象が観測され、星の生涯について知る新たな手がかりが得られた。

2013年2月号

News Scan: ダイヤモンドの惑星

地球とは化学組成があべこべの系外惑星が見つかった

2013年3月号

News: 宇宙とほぼ同年齢の星を発見

太陽系に近いある星が、これまでに判明した中で最古の星であることがわかった。この星はビッグバンからまもなくの132億年前に誕生したが、第一世代の星ではなく、後の世代の星と考えられる。

2013年4月号

News & Views: アンドロメダ銀河で見つかった不思議な平面

アンドロメダ銀河とその周囲の伴銀河(衛星銀河)を詳しく調べた結果、伴銀河が1つの大きな薄い平面上に乗っていて、アンドロメダ銀河の周りを同じ方向に回っていることが明らかになった。

2013年2月号

News Feature: とっておき年間画像特集2012

写真共有機能のあるInstagramやFacebook、twitpicなどが普及して、私たちは日常的に多くの写真を目にするようになりました。それに伴い、写真の持つ力が相対的に弱くなってきた、という見方も現れています。しかしそんなことはありません。カメラは今なお、自然界のすばらしさや、自然界を探求するワクワク感を写し取ってくれています。音速を超えるスピードで地球に向かって落下する男性から、悪夢に出てきそうな海の生き物、脳を守る関門の繊細な網目構造まで、Natureが選んだ2012年のとっておき画像を紹介します。

2013年3月号

News & Views: 恒星進化における「真の原始星」を発見

恒星として誕生するわずかに前の段階にある「真の原始星」が、ついに発見された。巨大分子雲が重力収縮して完全に成熟した恒星になる過程には、これまでミッシング・リンク(失われた環)があった。今回の発見は、それをつなぐものとなるだろう。

2013年2月号

News: 灼熱の水星で、大量の氷を確認

水星探査機メッセンジャーにより、水星の北極付近に純粋な水の氷が存在することが確かめられた。

2012年12月号

News: 36年目のボイジャー、太陽系の果てを探索中

初めて訪れた「太陽系の端」は、科学者が予想していた以上の謎に満ちていた。

News: 重力レンズでダークエネルギーに迫る

遠い銀河の像の微小な歪みを測定し、宇宙の膨張が加速している原因に迫る2つの観測計画が始まる。

2013年2月号

News: フェルミγ線宇宙望遠鏡のソフトウェアを修正

フェルミγ線宇宙望遠鏡のソフトウェアがアップグレードされ、ダークマターの発見に向かって一歩前進する。

News & Views: 約120億年前の最も遠い超新星を発見

地球から非常に遠い距離にある2つの「超光度超新星」が発見された。この超新星は、ビッグバンからわずか15億年後に誕生したものだ。 約120億年前の幼年期の宇宙には、こうした「超光度超新星」はありふれた存在だったのかもしれない。

2013年1月号

News: わずか4.4光年先に、地球大の惑星!

地球とほぼ同質量の惑星が、太陽系に最も近い恒星であるケンタウルス座アルファ星を回っていることがわかった。

News & Views: 球状星団は、ブラックホールがいっぱい!?

天の川銀河の1つの球状星団の中から、これまでの常識に反して、2つのブラックホール候補天体が発見された。この新事実は、球状星団にはもっとたくさんのブラックホールが含まれている可能性を示している。

News: プレゼントは、スパイ用の高性能望遠鏡

米国国家偵察局(NRO)が、2基の高性能スパイ望遠鏡をNASAにプレゼントした。これらは米国の宇宙天文学にとって朗報だが、問題は転用にかかるコストだ。

2012年10月号

News: 遠い星からのSOS

遠いブラックホールに飲み込まれる寸前の星から最後の叫びをキャッチした。

2012年9月号

News: 暗黒物質のフィラメントを検出

暗黒物質のフィラメントが直接検出され、超銀河団に暗黒物質が存在することが確かめられた。

News & Views: サブミリ波銀河HDF850.1の正体

非常に遠方にあるらしい、サブミリ波長(1mm未満)で明るく輝いている銀河の分光観測が行われ、ビッグバンからわずか10億年ほどの、生まれたばかりの銀河団の中心部にあることが明らかになった。

2012年8月号

News: 年輪に記録された謎の放射線バースト

今から約1200年前、放射性炭素14Cの濃度が一時的に急上昇していた。どんな天文現象が起こったのだろうか。

News: 惑星になれなかったベスタ

ドーンによる小惑星ベスタの観測から、惑星形成過程が明らかになるかもしれない。

News: ガンマ線バーストで初期宇宙を探る!?

ガンマ線バーストと呼ばれる短時間の爆発的な閃光には、宇宙の歴史のてがかりが含まれている。そこで、これを調べて初期宇宙を探る試みが始まっている。

News & Views: 太陽の100万倍のスーパーフレア

太陽で見られた過去最大のフレア(太陽大気で起こる爆発現象)の実に100万倍以上ものエネルギーを持つフレアが、太陽とよく似た星で起こっている。この「スーパーフレア」現象について、今回、宇宙望遠鏡ケプラーの観測データが詳しく調べられ、その生成機構に関するこれまでの仮説に、疑問を投げかける結果が得られた。

2012年6月号

News: 銀河中心を探る硬X線宇宙望遠鏡

新しい宇宙望遠鏡NuSTARは、未開拓のX線領域の観測を、低コストで実現する。

2012年5月号

News Scan: 4万4000基の電波望遠鏡アレイ

ETも探す大型電波望遠鏡が完成する

News & Views: 地球サイズの惑星が見つかった

地球とほぼ同じ大きさの太陽系外惑星がついに見つかった。この惑星は太陽とよく似た星の周りを回っており、地球とよく似た生命を育んでいる惑星の発見へとつながっていくはずだ。

News: NASAが本命視する原子力宇宙船

米国学術研究会議は、NASAが優先すべき宇宙技術開発分野について報告書を作成し、原子力宇宙船の実現を最優先課題の1つとした。

2012年4月号

News Feature: 星たちが奏でる音色

NASAのケプラー宇宙望遠鏡がもたらすデータは、太陽系外惑星の探索だけでなく、星震学にも革命を起こそうとしている。赤色巨星の進化段階さえ区別できるのだ。

2012年3月号

News: 超新星爆発の正体を初めて観測

昨年観測されたIa型超新星爆発の解析から、これまでの理論が証明され、伴星の種類も絞り込まれた。

News & Views: 不可解な「クリスマスガンマ線バースト」

ガンマ線バーストは、宇宙のある狭い領域から大量のガンマ線が短時間に放出される現象だ。しかし、その中には、広く認められた理論モデルと矛盾する謎の現象もある。そんな1つが「クリスマスガンマ線バースト」だ。今回2つの研究チームが、このバースト現象を説明する全く異なるモデルをそれぞれ報告した。

2012年2月号

News: 超大質量ブラックホールを発見

観測史上最大のブラックホールが発見され、初期宇宙での銀河形成の解明につながるかもしれない。

News: ロシア惑星探査の悪夢

フォボスへの大型探査機が失敗し、惑星探査におけるロシアの復活は危ぶまれている。

2012年1月号

News Scan: 宇宙に特別な向き?

定説に疑問を呈する観測結果が出ている。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

プライバシーマーク制度