Nature ハイライト

化学: 遠隔C–Hのエナンチオ選択的官能基化

Nature 558, 7711

配向基を用いて特定のC–H結合で反応を起こすという考えは、強力かつ汎用的な戦略である。しかし、この戦略のエナンチオ選択的反応への拡張では、一般に配向基を活性化すべきC–H結合のすぐ近くに付けなければならないという制約が生じる。今回J Yuたちは、ラセミ配向基とキラルなノルボルネン・メディエーターを用いて、パラジウムに触媒される遠隔メタ位官能基化方法を開発した。この方法では、キラルメディエーターによってオルト位のC–Hパラジウム化中間体が非対称化され、速度論的光学分割によってエナンチオリッチな生成物が得られる。また、今回の手法では、パラジウム触媒にキラル配位子を用いる必要もない。

Letter p.581
doi: 10.1038/s41586-018-0220-1 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年6月28日号の Nature ハイライト

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