Nature ハイライト 神経科学: 逃げるかどうかを決めるのは Nature 558, 7711 2018年6月28日 感覚手掛かりが危険か安全かを評価し、切迫した危険を回避することは、動物の生存に必須の生得的行動である。しかし、動物がどのようにして危険を評価し、適切な行動を決めるのかは、よく分かっていない。今回T Brancoたちは、危険の決定と逃避行動のいくつかの重要な側面を支配している中脳の神経回路を特定した。内側上丘は脅威の顕著さを決定する一方、背側水道周囲灰白質は逃避の選択と欲求を決定する。 Letter p.590 doi: 10.1038/s41586-018-0244-6 | 日本語要約 | Full Text | PDF 2018年6月28日号の Nature ハイライト 医学研究:PIK3CAの阻害によりPROSの症状が改善する 構造生物学:Gタンパク質、リガンドと受容体が作る複合体の構造 天文学:エンセラダスの氷殻下の海から放出される大きな分子 量子ナノ科学:直立した色素分子 化学:遠隔C–Hのエナンチオ選択的官能基化 惑星科学:火星の初期の急速な地殻形成 神経科学:逃げるかどうかを決めるのは 微生物学:微生物に見つかった新しいロドプシン 医学研究:膵臓がんにおける組織消耗を理解する 生化学:viperinは新しい塩基を作り出す 分子生物学:サイレンシングには協働が不可欠 目次へ戻る