Nature ハイライト

植物:植物はどうやって酸素不足を知るのか

Nature 479, 7373

植物の冠水耐性は、食糧確保、とりわけ発展途上国における食糧確保にとって重要な要因である。植物は水に浸かると低酸素状態となる。こうした低酸素状態は、嫌気性代謝を促進してATP産生を維持するように遺伝子転写を変化させる誘因となる。今回2つの互いに相補的な研究から、シロイヌナズナ(Arabidopsis)で酸素レベルの低下を感知する機構が明らかになり、標的タンパク質を分解するN末端法則経路が、重要な低酸素応答転写因子の安定性を調節していることがわかった。 低酸素状態でこのようなタンパク質の安定性が高められると、植物が生き残る割合が増えることから、これらを標的とすれば、作物の冠水耐性を遺伝的に改良できるかもしれない。

2011年11月17日号の Nature ハイライト

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