Nature ハイライト
		
		
        
		
		天体物理学:銀河系内の12個の線源からの超高エネルギー光子
Nature 594, 7861
宇宙線スペクトルが1ペタ電子ボルト(PeV)を超えていることを考えると、銀河系内に「ペバトロン」として働く粒子加速器が存在するはずである。銀河系中心領域では、そうした宇宙線源が1つ明らかになっている。今回Z Caoたちは、最高1.4 PeVのエネルギーを持つγ線の観測結果に基づいて、銀河系内の12個の宇宙線源がペバトロンであると報告している。うち1個はすでにかに星雲と特定されており、少なくとも他のいくつかの天体は、別の超新星残骸に関連していると思われる。
2021年6月3日号の Nature ハイライト
- 天体物理学:銀河系内の12個の線源からの超高エネルギー光子
- 物性物理学:モアレ・トリオン
- 材料化学:正孔輸送材料用のドーピング処理を簡単に
- 生態学:湖沼の酸素濃度の低下
- 食物学:サハラ以南のアフリカにおける穀粒の微量栄養素量に関する地域レベルの調査
- コロナウイルス:SARS-CoV-2スパイクを介した細胞間融合に関わる機構
- 神経免疫学:紫外線で損傷した皮膚におけるニューロンによる組織修復の調節
- がん:AIで腫瘍の起源を見つけ出す
- 細胞生物学:ユビキチンの新たな性質
- 分子生物学:アンチセンスRNAが持つ調節機能
- 構造生物学:遺伝子転写を開始する


