Q&A

特集:老化:老化および老化関連疾患におけるトランスレーショナル研究戦略

Nature Medicine 21, 12 doi: 10.1038/nm.4004

老化は、神経変性疾患やがん、心血管疾患、代謝疾患などの世界で非常に多く見られる病気のリスク要因の1つである。老化過程や老化関連疾患に関わる分子経路の解明は、モデル生物の使用によって進歩してきたが、こうして得られた知識を臨床でどのように使ったらいいのかという問題の方は、解明が遅れている。今年9月、Nature Medicineはフォルクスワーゲン財団とともに、、ドイツ・ハノーバーのヘレンハウゼン宮殿で、老化過程の解明を進め、また疾患における「リスク要因」としての老化の意味についての理解を広げることを目的とする会議を開いた。本項には、老化の治療という言葉は何を目的としているか、老化のバイオマーカーについて、環境の老化への複雑な影響はモデル化できるかなどのNature Medicineからの質問に対して、会議に参加した講演者のうちの数人からいただいた回答を掲載している。

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