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脂質異常症:多様な集団からなる38万7272人のゲノムワイド遺伝子・喫煙交互作用研究で明らかになった血清脂質との新たな関連座位

Nature Genetics 51, 4 doi: 10.1038/s41588-019-0378-y

高密度および低密度リポタンパク質コレステロールやトリグリセリドの濃度は、喫煙による影響を受けるが、脂質の遺伝的関連が喫煙により修飾され得るのかは不明である。我々は、多様な集団からなる13万3805人のゲノムワイド遺伝子・喫煙交互作用研究を行い、さらに25万3467人を追加解析した。複合的なメタ解析からは、脂質と関連する新たな13の座位が見つかり、その中には喫煙状況により関連性が変化したことで初めて検出されたものもあった。さらに、特に生活習慣要因との交互作用研究では、多様な集団を含める重要性が明らかになり、ゲノムや生活習慣の集団による違いが新たな知見につながる可能性がある。

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