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トウモロコシ粉懸濁液の上を走れる理由

Nature ダイジェスト Vol. 9 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2012.121024

原文:Nature (2012-07-12) | doi: 10.1038/487174a | Running on cornflour

Martin Van Hecke

トウモロコシ粉と水を混ぜた液には粘性があり、それでプールを満たすと、忍者のようにその上を走ることができる。ところが立ち止まると沈んでしまう。この現象はどのような原理で起こるのか、今回、新たな実験に基づく考え方が提案された。

スープやソースを作るとき、トウモロコシ粉(コーンフラワー)を少量加えると、とろみを付けることができる。しかし、水に大量のトウモロコシ粉を加えると、ベタベタした奇妙な物質になる。この物質は、液体と固体のどちらにも変わることができる不思議な性質を持っている。この液をたたくような、短時間の変形をさせようとすると、固体のようになって頑強に抵抗する。こうなるとスプーンですくい上げることはほぼ不可能だ。しかし、動揺させずに放置すると希薄な液体になり、別の器にゆっくり注ぎ込むこともできるようになる。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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