2026年9月号Volume 23 Number 9

氷が生まれる瞬間を捉える

氷の結晶は六角形の美しい形で知られるが、その誕生過程には大きな謎が残る。水がどの温度で、どれほど速く凍り始めるかについて、理論と実験は最大20 桁もずれている。研究者らは超高速のX 線レーザーを使い、液体から最初の結晶が現れる瞬間を詳しく調べた。

Editorial

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Research Highlights

「配列を変えて酸化を防ぐ金原子」「核爆弾の材料を嗅ぎ当てる装置」「小脳の体積の維持が高齢者の認知機能を支える」「計画的火入れは人間の健康に有益」、他。

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News in Focus

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Features

純水の中で氷の結晶が成長するメカニズムを説明する理論からの予測値は、実験データとは大きく乖離している。けれども今、研究者らがこの隔たりを埋めつつある。

生物には、有害な可能性のある遺伝子変異の影響を覆い隠す巧妙な仕組みがある。この「変異の緩衝作用」が機能する仕組みとその活用法について、研究が進んでいる。

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Japanese Author

Free access

「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウ試料から、DNAとRNAを構成する5種類の核酸塩基が全て検出された。海洋研究開発機構(JAMSTEC)の古賀俊貴研究員は、リュウグウ、ベンヌ、隕石試料の塩基組成を比較し、小惑星ごとの化学環境の違いを読み解こうとしている。

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News & Views

妊娠により、感染の防御や栄養の需要増大など、多くの課題が生じる。今回、妊娠に伴う腸環境の変化が、こうした課題の一部の解決に役立つことが分かった。

動物の発生を形作る要因としては、遺伝的要因などがまず思い浮かぶ。しかし、ミツバチの女王の発生では、蜜蝋で作られた特別な住まいも重要な役割を担っていることが分かった。

リグニンから、ナイロンの原料を高収率で得る方法が開発された。この成果は、植物由来の複雑な生体高分子(バイオポリマー)を工業化学品へと変換する新たな戦略を示している。

インド洋の水深が最大7000 mを超える深海底の長さ約1200 kmにわたる領域に、鯨類の遺骸が集積する生態学的に重要な場所が存在することが明らかになった。

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Advances

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