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超弾性有機結晶

Nature ダイジェスト Vol. 11 No. 10 | doi : 10.1038/ndigest.2014.141026

原文:Nature (2014-07-17) | doi: 10.1038/511300a | A superelastic organic crystal

池田富樹、宇部達

相転移を伴う弾性の一種「超弾性」が、純粋な有機結晶で初めて観察された。この超弾性有機材料はマイクロ流体デバイスなどへの応用が期待される。

「超弾性」とは、固体材料において、機械的負荷により結晶構造が変化することで形状が変化するが除荷後は元の状態に戻る、という特殊な性質のことをいう。超弾性は1932年に金–カドミウム合金で初めて発見1されて以来、有機結晶では観察されたことがなかった。そんな中、横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科の高見澤聡および宮本泰広2は今回、テレフタラミドという単純な有機分子の単結晶において超弾性を発見し、Angewandte Chemie誌(2014年5月6日付オンライン版)に報告した。

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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