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2017年7月号

News: 人類の北米への到達は通説より10万年も早かった?

米国カリフォルニア州の遺跡から出土したマストドンの折れた骨と割れた石の調査から、新世界に最初に到達したヒト族はホモ・サピエンスではなかった可能性が出てきた。

2017年6月号

News: ネアンデルタール人の歯石DNAから生活様式が見えてきた

歯石DNAにはマイクロバイオームなどの情報が詰まっている。このたび、ネアンデルタール人の歯石から、彼らの生活が詳細に描き出された。

News & Views: シルクロード出現の謎がデジタル地図で明らかに

シルクロードなどの遠距離交易ネットワークの形成に、その周囲の地形と人間社会との関係はどのような影響を及ぼしたのだろうか。このほど、デジタルマッピングとコンピューターモデリングから新たな知見がもたらされた。

News Feature: 深海の美しき怪物「魚竜」

恐竜の時代に広大な海を支配していた巨大な爬虫類「魚竜」。細長い吻と大きな眼を持つこの謎に満ちた深海の怪物は、恐竜人気に圧されて長く影が薄れてしまっていたが、近年、再び関心が高まっており、その驚くべき進化史や生態が解き明かされつつある。今、魚竜研究が熱い。

2017年5月号

News: 恐竜系統樹の枝ぶりが変わる?

74の分類群に属する多様な恐竜について、骨の解剖学的特徴を細かく調べた研究から、主要な系統群の間に新たな類縁関係が浮かび上がった。恐竜の分類に関する長年の定説を根本から覆す今回の新説で、「教科書の書き換え」が必要になるかもしれない。

2017年2月号

News: 巨大衝突クレーターの形成過程が明らかに

恐竜絶滅のきっかけとされている小惑星衝突の巨大クレーターで大規模な掘削プロジェクトが行われ、得られたコアサンプルから、謎の環状構造「ピークリング」の起源をはじめ、巨大衝突クレーターの形成過程の詳細が明らかになった。

2017年1月号

News & Views: 現生人類の分散を描く

地理的に多様な人類集団の高カバー率のゲノム塩基配列が得られたことで、地球全体に広がった現生人類の分散について、そして地勢がゲノムの多様性をどのように形成したかについて、手掛かりが得られた。

2016年12月号

News: 現代人の免疫応答を左右するネアンデルタールDNA

欧州系集団とアフリカ系集団の免疫細胞を比較した2つの研究から、これらの集団間に見られる、感染に対する免疫応答の強さや自己免疫疾患への罹患リスクの違いが、ネアンデルタール人由来のDNAの有無によって説明できる可能性が示された。

News: サルの「石器」が投げかける疑問

ブラジルに生息するオマキザルの一種には石を打ち割る習性があり、その結果生じる石の破片は、旧石器時代の人類が作った剥片石器によく似ていることが報告された。これは、考古学における石器の解釈にまさに一石を投じる発見かもしれない。

News: 3D印刷で「ルーシー」の死因を探る

アウストラロピテクス「ルーシー」の化石骨の3Dスキャンデータが公開された。データを公開した研究チームは、死因の検証に役立てられることを期待している。

News: 人類の米大陸進出ルートはカナダ回廊でなく沿岸

現生人類の米大陸移住は、カナダ回廊を経由したと考えられていたが、この場所が居住可能になったのは、米大陸に人類が移住してずいぶん経ってからのことだと分かった。

2016年11月号

News: 37億年前の「生命の痕跡」を発見か

グリーンランドの岩石から発見された構造物は、37億年前の生物によって作られたものだとする研究結果が報告され、論争が巻き起こっている。

2016年10月号

News Feature: 忘れられた大陸

中国で発見された化石人骨が、現生人類とその近縁種の進化をめぐる通説に挑戦状を叩きつける。

2016年9月号

News: 琥珀に恐竜時代の鳥類の翼

白亜紀の幼鳥の翼が、琥珀の小片の中からありのままの姿で発見された。その特徴の数々は、この原始的な鳥類が、現生鳥類とさほど変わらぬ翼を持っていたことを物語っている。

News: ホビットの祖先? 小型成人の骨発見

フローレス原人の祖先のものかもしれない化石がついに発見された。

2016年6月号

News: 現生人類が「ホビット」を絶滅させた?

最新の発掘調査により、「ホビット」の愛称を持つフローレス原人が生きていた時代が、これまで考えられていたより数万年も前だったことが示された。

News: 43万年前のヒト核ゲノムで判明した驚きの人類進化史

43万年前の謎の旧人類シマ人の核DNAの配列が解読された。シマ人の正体が判明したのと同時に、現生人類とネアンデルタール人の種分岐が想定外に古かったことも分かった。

2016年5月号

News: ティラノサウルス類進化の謎を解く新種か?

ウズベキスタンで、新種の小型ティラノサウルス類の化石が発見された。その年代と特徴は、ティラノサウルス類が複雑な感覚系を進化させてから急激に巨大化したことを示唆している。

News Feature: カンブリア爆発の「火種」

5億4000万年前に起きた爆発的進化によって、カンブリア紀の海は驚くほど多様な動物でいっぱいになった。この大変化のきっかけが、ついに見えてきたようだ。

2015年12月号

News: 中国で出土した歯が示す、初期人類の旅

中国での「驚くべき」発見によって、ホモ・サピエンスが約10万年前に欧州へよりも先にアジアに到達していたことが明らかになった。

2015年10月号

News: 世界初、4本の足を持つヘビの化石を発見

ブラジルで発見された「4 本足の抱きつきヘビ」が、ヘビ進化論を根底から揺るがす。

News: 現代人の体質や病にネアンデルタールDNAの影

現生人類は、旧人種との性交渉でアフリカ外の環境に対処する能力を獲得した。そして、私たちに残る旧人種のDNAは今も、喘息や皮膚病、さらにはうつ病に至るまで、さまざまな形で影響を及ぼしていることが分かってきた。

2015年9月号

News: 大規模DNA解析で青銅器時代の秘密に迫る

古代人ゲノムの集団スケールでの分析が可能になったことで、欧州の言語や文化、技術のルーツと、それらが欧州からアジア全域にかけてどのように広まったかについて、重要な手掛かりが得られた。

2015年8月号

News: 「ルーシー」の近くで発見された新種の初期人類化石

初期の人類とされるアウストラロピテクス・アファレンシス。彼らとほぼ同時期に同じくエチオピア北部に生息していた、新種とみられる約340万年前のヒト族化石が発見された。

News: マンモスのゲノムは、「北極ゾウ」のレシピとなるか?

極寒の地に暮らしたケナガマンモスとアジアゾウのゲノムが詳細に比較され、遺伝子の差異がカタログ化された。氷河期に北極圏で生息していた巨大な動物が、環境にどのように適応したかが明らかになりつつある。

2015年7月号

News: 欧州最古の現生人類化石、4世代前にネアンデルタール人と混血か?

ルーマニアで出土した4万年前の下顎骨のゲノムが解析され、この現生人類の4~6世代前の祖先にネアンデルタール人がいたことが分かった。これまで混血が起こったのは中東でのみだと考えられていたが、 今回の研究結果で欧州においても起こっていた可能性が高まった。

News: ニワトリ胚で恐竜の顔を再現

鳥類進化におけるくちばし誕生の謎に迫ろうと、発生中のニワトリ胚で恐竜のような鼻面を作る試みがなされた。

News: 最古の石器を作ったのは誰?

トゥルカナ湖西岸で、これまでに発見された中で最古の石器が出土した。330万年前のものであることから、ヒト属出現以前に石器文化が存在していた可能性が高まった。

2015年6月号

News: ダーウィンの「奇妙な動物化石」の謎が解けた!

化石からタンパク質を回収してアミノ酸配列を解読することで、DNAの回収が困難な古い年代の化石であっても解析できることが実証された。この手法は、理論的には数千万〜数百万年前の化石にも適用できることから、生物の系統分類学に革命をもたらすかもしれない。

News: 「ブロントサウルス」が復活する?

竜脚類ディプロドクス科の系統樹を見直した研究から、アパトサウルスと同種とされたジュラ紀の巨大草食恐竜ブロントサウルスに独立種であることを示す特徴が見いだされたという。

2015年5月号

News: エチオピアでヒト属最古の化石発見!

人類の出現時期を50万年さかのぼらせるエチオピアの新たな化石と、ホモ・ハビリスの基準標本の再復元で得られた3次元モデルから、人類の誕生とその進化の過程は予想以上に込み入っていたことが示された。

2015年4月号

News: ネアンデルタール人と現生人類は隣り合って生活していた

イスラエル・マノットの洞窟で、約5万5000年前の新人型ホモ・サピエンスの頭骨が初めて発見された。この年代の中東にはネアンデルタール人が先住していたことが化石から示されており、彼らが共存していた可能性が高まった。

2015年3月号

News Scan: ハドロ対ティラノ

解剖学に基づくレース予想

2015年1月号

News: 謎の恐竜デイノケイルスの全貌が明らかに

長く謎に包まれていた恐竜デイノケイルスの全身骨格が発見され、巨大化と共に奇妙な特徴の数々を獲得した、極めて個性的な姿が明らかになった。

News: 4万5000年前の現生人類のゲノム配列が明らかに

ホモ・サピエンスのDNAとしてこれまでで最も古いものが得られた。保存状態が非常に良かったため、詳細なゲノム配列解読に成功した。

2014年11月号

News: 「泳ぐ恐竜」スピノサウルス

背に巨大な「帆」を持つ肉食恐竜スピノサウルスは、半水生恐竜として太古の水辺を支配していた。

News: ネアンデルタール人が絶滅したのは4万年前

ネアンデルタール人が欧州から消えた時期は定説よりもはるかに早かったことが、改良型の放射性炭素年代測定法により明らかになった。

News Feature: 南極大陸の秘密の湖

南極大陸の氷床の表面下800mにある氷底湖から採取したサンプルに数千種類の微生物が含まれていることが明らかになった。未知の巨大な生態系の存在が示唆される。

News & Views: 歯の構造の進化をin vitroで再現

モルフォゲンであるEDAタンパク質を欠損したマウスには、正常な構造の歯が生えない。EDA欠損マウスの胎生期の歯にEDAを加えて培養すると、EDAの量に応じて、歯は進化の過程をたどり、マウス本来の構造に戻ることが示された。

2014年6月号

News: カンブリア紀の「優しい巨人」

どう猛な捕食動物として描かれてきた古生代前期の大型遊泳動物「アノマロカリス」に、濾過摂食する種類がいたことを示す化石が見つかった。

2014年4月号

News: 我々の内なるネアンデルタール人

現生人類はネアンデルタール人との交雑によって寒冷気候への対処能力を高めたことが、今回ゲノム解析から明らかになった。ただ、この交雑でできた雑種はどうやら生殖能力が低かったようだ。

News: リンネのゾウ標本をめぐる物語(下)

前回のあらすじ:スウェーデン自然史博物館(ストックホルム)にあるアルコール漬けのゾウの胎児は、リンネが「アジアゾウ」の分類の基準とした標本である。本当にアジアゾウなのかと長年疑問が持たれていたが、コペンハーゲン大学(デンマーク)のGilbertらが最新のプロテオミクスを駆使して解析した結果、標本はアフリカゾウであることが判明した1。それと同時に、アジアゾウの基準となる標本がなくなってしまった。Gilbertは、ゾウの分類に大混乱が生じるのではないかと心配した。

2014年2月号

News: 最後まで生き残るのはオオトカゲ?

オオトカゲ類の呼吸様式は鳥類に近いことが、今回明らかになった。この爬虫類が太古から今日までさまざまな環境で生き延びることができた理由は、その呼吸様式にあるのかもしれない。

News: デニソワ人に見つかった未知の絶滅人類の痕跡

今回、ネアンデルタール人とデニソワ人のゲノムの復元に成功し、高品質ゲノムが得られた。解析結果から、未知の古代人集団の存在が示唆され、さらにこれら3種と現生人類の間で種間交雑が行われていたことが示唆された。

News Scan: 大物は急がない

巨大恐竜は体が壊れないよう、一歩ずつゆっくりと歩いていたようだ

2014年1月号

News: 3種の初期人類は同一種だったのか!?

グルジアで出土した、単一集団とみられる約180万年前の頭蓋骨5点のうち、1つは飛び抜けて面長であった。この集団内に見られる個体差から、現在3種に分類されている初期人類は同一種にまとめられる可能性がある。

2013年12月号

News: 最古の顔を持つ古代魚

4億1900万年前の化石魚類に高度な構造の顎があったことが分かった。脊椎動物の「顔」のルーツは、従来考えられていたよりもさらに古い可能性が出てきた。

2013年11月号

News: ゲノムが教えるアフリカ人の移動史

新しいアレイ用マーカーが開発され、アフリカ南部のコイサン族の一部が、アフリカを出た後に帰還した人々であることが明らかになった。

2013年10月号

News: ネアンデルタール人の皮革加工用道具

ネアンデルタール人は、 高級ハンドバッグの製造に使われている皮革加工用道具を作っていたようだ。

News & Views: 70万年前のウマのゲノムを解読

約70万年前のウマの骨が永久凍土から回収され、そこからゲノムが解読された。 その他の時代のウマのゲノムも解読され、それらを通して、ウマの進化史の概要が明らかになった。 一方、DNAの残存期間についても興味深い事実がもたらされ、100万年前の試料からでもDNAが回収可能らしいことが分かった。

2013年9月号

News & Views: 考古学と霊長類学の出会い

ヒトによる石器利用技術の歴史を、現生霊長類の行動学が教えてくれることがわかった。 石のハンマーで木の実を割る野生オマキザルの研究から、その技術的活動に関する時間的・空間的なパターンが明らかになり、考古学的視点から研究可能であることが確認されたのだ。

2013年7月号

News: 10億年以上地殻の中に閉じ込められた水を発見

地殻の内部に隔離された水から、微生物の活動を示す証拠が探索されている。

News & Views: 日本の縄文土器は、調理に使われていた!

縄文土器が調理に使われていたことを裏付ける最古の証拠が得られた。土器片に脂質が付着していたのだ。今回の発見は、土器の発明という人類史上最大級の技術革新について、新たな視点を提供している。

2013年6月号

News: 恐竜胚の最古の化石が見つかった!

今回見つかった化石群には、発生段階が異なる多数の個体が含まれており、また、陸上脊椎動物のものとしては最古の有機遺物も含まれていた。

2013年5月号

News: 古代人でも動脈硬化は珍しくなかった

ミイラのCTスキャン画像の解析研究から、心疾患の要因は現代風の食生活だけではないことが示唆された。

2012年12月号

News Feature: 古生物学に革命を起こした男

中国の43歳の若き古生物学者Xing Xuが、恐竜の進化理論に革命を起こし、中国を古生物学の中心地にすべく奔走している。

2013年1月号

News: マヤ文明の衰退を早めた干ばつ

古典期マヤ文明圏における詳細な雨量記録が明らかになった。乾燥した気候が長期にわたって続いたことが、マヤ文明の衰退の一因となったらしい。

News: 初期人類は細石器の伝統を伝えていた?

南アフリカの洞穴で7万1000年前の地層から高度な小石刃が見つかった。細石器が見つかった層は1万1000年分もあり、人類が世代を越えて石刃作製技術を伝承していたことが示唆される。

2012年11月号

News & Views: 進化の空白を埋める昆虫化石

デボン紀の完全な昆虫化石と思われる化石が発見された。これにより、有翅昆虫がいつ進化したのかについて、断片的だったさまざまな知識や情報が有機的につながるかもしれない。

2012年10月号

News: ヒトの祖先には複数の近縁種がいた

約200万年前の化石から、かつてアフリカの平原には、少なくとも3つのヒト属種が存在していたことがわかった。

2012年9月号

2012年7月号

News: マヤ最古の天文表、見つかる

マヤ文明のシュルトゥン遺跡から、王や書記の絵とともに最古の天文表が描かれた壁画が見つかった。

2012年2月号

Editorial: エジプトとリビアにおける文化遺産の再興に向けて

エジプトとリビアは歴史的遺産に目を向けて、安定した国家の建設に役立てるべきだ。

2012年1月号

News: 大型動物はなぜ消えた?

最後の氷期以降に起こった大型動物の大量死は、さまざまな要素が重なったためであることが明らかに。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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