Nature ハイライト

分子生物学:Dna2は二本鎖切断部位でのDNA挿入を制限している

Nature 564, 7735

DNAゲノムの二本鎖切断部位ではDNA断片が挿入されることがある。しかしそれが起こる仕組みと、(こちらの方がより重要だが)挿入を防止する仕組みはまだ解明されていない。今回G Iraたちは、保存されてきたヌクレアーゼのDna2が、二本鎖切断部位でのゲノムへの挿入を制限する重要な役割を果たしていることを明らかにした。このような挿入断片は他の場所のDNAが複製されたものであり、起源となる座位にはコピー元の配列が残っている。Dna2欠失細胞から得られた挿入DNA断片の塩基配列が解読され、挿入断片の起源はゲノム全域にわたっているが、特定の性質に関連する脆弱領域からのDNAが特に多いことが分かった。つまり、Dna2が欠失した結果、これらの脆弱な構造で代替的なプロセシングが起こって遊離のDNA断片が生じ、これが次いで二本鎖切断部位へと再び組込まれるというモデルが考えられる。

2018年12月13日号の Nature ハイライト

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