Nature ハイライト 発生生物学: Heliosは聴覚に必要である Nature 563, 7733 2018年11月29日 内有毛細胞と外有毛細胞は、共に聴覚に不可欠で、同一の前駆細胞に由来すると考えられているが、細胞成熟においてそれぞれの細胞の出現を駆動するプログラムについてはほとんど分かっていない。今回R Hertzanoたちは、Heliosをコードする転写因子Ikzf2が、外有毛細胞の出現に不可欠であることを突き止めている。これによって、これらの感覚細胞タイプの産生を引き起こす分子プログラムについての理解が深まった。 Letter p.696 doi: 10.1038/s41586-018-0728-4 | 日本語要約 | Full Text | PDF 2018年11月29日号の Nature ハイライト アルツハイマー病:ニューロンにおける体細胞遺伝子組換え 機能ゲノミクス:二本鎖切断の修復結果を予測する 植物科学:ストリゴラクトン認識は複雑な過程である 天体物理学:クエーサーの中心部を見る 量子物理学:音響の量子制御 気候科学:海洋と大気の経路によって南極大陸へ伝わった北半球の気候の急激な変化 古人類学:ネアンデルタール人の生活はそれほど過酷ではなかった 発生生物学:外有毛細胞と内有毛細胞の分化 発生生物学:Heliosは聴覚に必要である 微生物学:MRSAはグリカンを変化させて免疫を回避する がん:マンノースで腫瘍増殖を抑える 目次へ戻る