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発生生物学:Heliosは外有毛細胞の成熟における重要な転写調節因子である

Nature 563, 7733 doi: 10.1038/s41586-018-0728-4

聴覚を担う感覚細胞には、蝸牛の内有毛細胞(IHC)と外有毛細胞(OHC)があり、OHCは音の感受性と同調に必要である。これらの細胞タイプは共に共通の前駆細胞から生じると考えられているが、IHCとOHCの運命を制御する因子群についてはあまり理解が進んでいない。今回我々は、Heliosをコードする遺伝子Ikzf2が、マウスにおいて不可欠な転写因子であり、OHCの機能成熟および聴覚に必要であることを明らかにする。Heliosは出生後マウスのOHCで発現しており、celloマウスモデルでは、Ikzf2の点変異は若年発症型の感音難聴を引き起こした。Ikzf2cello/cello OHCでは、OHC機能成熟の特徴であるプレスチン依存性の電気的運動活性が顕著に低下しており、Slc26a5(プレスチンをコードする)およびOcmなどの非常に重要なOHC発現遺伝子のレベルも低下していた。さらに、IHCにおけるIkzf2の異所性発現は、OHC特異的遺伝子の発現を誘導し、古典的なIHC遺伝子の発現を低下させて、IHCに電気的運動能を付与することが示された。これにより、Ikzf2がIHCのトランスクリプトームをOHC様のアイデンティティーへと部分的に移行させ得ることが実証された。

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