Nature ハイライト
		
		
        
		
		がん:REV-ERBで抑制される腫瘍
Nature 553, 7688
概日時計は、生物のさまざまな生理学的機能を調節している。さらに、概日時計装置とがんの間のつながりも明らかになってきた。G Sulliたちは今回、REV-ERBの機能を解き明かすことで、このつながりをさらに調べた。これらの核内ホルモン受容体は転写を調節しており、概日時計の必須構成因子の1つである。REV-ERBアゴニストでがん細胞を処理すると、オートファジーとde novo脂質生合成の阻害により細胞死が引き起こされた。また、これらのアゴニストはin vivoでの腫瘍増殖も阻害した。
2018年1月18日号の Nature ハイライト
- 微生物学:腸の流行性感染症の出現
- 天文学:星形成の「鍋」をかき混ぜる
- ナノスケール材料:複数の刺激に対して応答する材料
- 気候科学:長期的な地球温暖化の見積もりを絞り込む
- 地球化学:深海の酸素
- 植物科学:細胞表面の相互作用のネットワーク
- がん:高感受性の皮膚がん
- がん:REV-ERBで抑制される腫瘍
- 細胞生物学:ノンストップコドン
- 構造生物学:O抗原多糖輸送体の構造


