Nature ハイライト
		
		
        
		
		天文学:星形成の「鍋」をかき混ぜる
Nature 553, 7688
数値シミュレーションによって、あらゆる大質量銀河では、その中心にある超大質量ブラックホールが、星形成を調整するのに必要であることが示唆されている。しかし、この調整の証拠は、観測ではまだ得られてはいない。今回I Martín-Navarroたちは、星形成史に関する情報が積分可視光スペクトルに保存されており、ブラックホールの質量に依存することを見いだしている。そして、初期宇宙においてはガスの冷却率に合わせてブラックホールの成長が速くなったり遅くなったりしており、ブラックホールが急速に成長した銀河ほど星形成の停止が早まることが分かった。
2018年1月18日号の Nature ハイライト
- 微生物学:腸の流行性感染症の出現
- 天文学:星形成の「鍋」をかき混ぜる
- ナノスケール材料:複数の刺激に対して応答する材料
- 気候科学:長期的な地球温暖化の見積もりを絞り込む
- 地球化学:深海の酸素
- 植物科学:細胞表面の相互作用のネットワーク
- がん:高感受性の皮膚がん
- がん:REV-ERBで抑制される腫瘍
- 細胞生物学:ノンストップコドン
- 構造生物学:O抗原多糖輸送体の構造


