Nature ハイライト

神経疾患:レット症候群での脳深部刺激

Nature 526, 7573

レット症候群は遺伝的疾患で、重度の知的障害をはじめ、さまざまな障害を引き起こす。今回H Zoghbiたちは、レット症候群のマウスモデルの海馬采–脳弓(海馬への入力を伝える領域)に2週間にわたって毎日脳深部刺激を加える実験を行った。処置終了から3週間後に調べたところ、海馬に依存した記憶が回復した。さらに、海馬の長期増強とニューロン新生も回復した。これらの知見は、パーキンソン病やジストニアといった運動障害を伴う病気の治療にすでに使われている脳深部刺激が、レット症候群などの小児の知的障害でも、認知障害を緩和するための実行可能な方法になり得ることを示している。

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