Nature ハイライト

Cover Story:ドロプルトン:光によって創られた量子液滴 — 新しい準粒子の登場

Nature 506, 7489

液体に似た特徴を持つ新規の粒子凝集体、ドロプルトン。
液体に似た特徴を持つ新規の粒子凝集体、ドロプルトン。 | 拡大する

Credit: Brad Baxley

準粒子はいくつかの点で通常の粒子のようにふるまうエキゾチックな存在で、その中では励起子、プラズモンやフォノンなどが比較的よく知られている。新しい種類の準粒子が見つかることはあまりないが、今回その1つが報告された。これは、「ドロプルトン(dropleton)」と命名された全く新規の多体粒子である。M Kiraたちが見つけたこの新しい量子実体は、ガリウムヒ素などの直接ギャップ半導体において4個以上の電子と正孔(電子の空孔)がクーロン引力を介して微小な相関泡(バブル)を形成する際に生じる量子液滴である。表紙は、量子液滴の対相関関数g(r)を描いたもので、相関関数の中央のピークは電子と正孔が多くの場合共局在している可能性を示し、リップルは共局在していない場合に規則的な間隔を持つ殻を形成することを示している。

2014年2月27日号の Nature ハイライト

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