Nature ハイライト

地球化学:噴火間際にとらえられたマグマ

Nature 506, 7489

ホワイトリバー・バレー越しに望むフッド山。
ホワイトリバー・バレー越しに望むフッド山。 | 拡大する

Credit: Erik Klemetti

今回、さまざまな資料の時間的な情報を組み合わせて、噴火へマグマを供給する地下のマグマ体の熱史を絞り込む新しい手法が報告された。K CooperとA Kentは、ウラン系列非平衡、組織情報、結晶中の微量元素のゾーニングから得られた時間スケールを結び付けた。その結果、米国オレゴン州のフッド山でマグマが容易に流動できる臨界結晶度よりも高い温度にあったのは、全貯蔵期間のごく一部であったことが示された。大部分が液体で、地球物理学的に観測可能なマグマ体には短命という特徴があり、従って液体マグマが見られることは噴火が差し迫っていることを示している可能性があると、著者たちは結論している。

2014年2月27日号の Nature ハイライト

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