Nature ハイライト

地球: サンアンドレアス断層における流体の役割

Nature 480, 7375

Beckenたちは、非火山性微動の発生が観測されているカリフォルニア州パークフィールドとコラメの近傍にあるサンアンドレアス断層をまたいだ地磁気地電流法による測定データを提示している。彼らは、電気抵抗構造の画像から、サンアンドレアス断層のクリープしている部分に移動している流体は、非火山性微動を刺激しているマントル最上部の同じ領域を起源としていると推測している。さらに、微動活動と振幅の断層の走向に沿った変化が下部地殻と上部マントルの強度変化と関連があることも見いだされており、これは高い流体圧力が断層弱化の原因となるという仮説と一致している。この研究は、サンアンドレアス断層のいくつかの領域は大きく破壊的な地震を起こしやすいのに、他の領域では地震エネルギーがより害の少ないクリープとして解放されている理由を説明できるかもしれない。

2011年12月1日号の Nature ハイライト

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