2007年7月号Volume 4 Number 7

Editorial

エリート科学者間でなお続く、極端な男女の不均衡状態を是正するための取り組みについて、考えていくべき時である。

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Research Highlights

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News

2007年6月第2週に3つの研究グループが発表した研究成果によって、マウスの正常な皮膚細胞を胚の状態に再プログラミングできることが明らかになった。驚くほど単純なこの手法をヒト細胞へ適用することが、次の勝負どころとなる。

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News Features

神経科学者の川島隆太は、年とともに老化する脳をビデオゲームで活性化できるという考え方を広めているが、それに対して懐疑的な態度を崩さない神経科学者もいる。冬野いち子による取材報告。

「地球工学」によって人為的に気候を変えるという発想は、いかがわしいものとして長らく異端視されてきた。しかし最近になって、見直されつつあるようだ。Oliver Morton記者が報告する。

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Author

3年ほど前のこと、ペンシルベニア大学医学系大学院に所属する皮膚科医のGeorge Cotsarelisは、皮膚の毛嚢(毛を作り出す構造)にある幹細胞が、傷の治癒を助けることができるかどうかを調べていた。彼のチームがマウスを使って調べていたところ、皮膚に切り傷をつけたときに、幹細胞が通常の居場所である毛嚢の最下部(毛球)から、皮膚の表面へとすばやく移動して、新しい皮膚細胞を形成することを見つけた。

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News & Views

人間は視覚入力を解釈することで、物の表面の質感を知覚している。脳が光沢や明るさを見分けるときには、画像のもつ単純な統計的性質の識別が大きな役割を果たしているようである。

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Japan News Feature

日本の基礎研究は「科学技術立国」の名に恥じず、世界有数のレベルを誇る。しかし一方で、すぐれた基礎研究が実用化にまで結びつく例が少ないとの指摘もある。特に弱いとされる創薬などの医療分野において、基礎研究と臨床応用を橋渡しする「トランスレーショナル・リサーチ」に今、注目が集まっている。

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Snapshot

編隊を組んで飛ぶジェット機の飛行機雲? 枯山水の禅庭の砂に熊手で描かれた規則正しい文様? それとも、大草原を並んで進む刈り取り機の集団?2007-05-10

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英語でNature

今月は七夕にちなんで、宇宙の話題を取り上げます。とはいっても、光り輝く星々や惑星などの話ではなく、目には見えない「暗黒物質(ダークマター)」とよばれる物体についての記事です。 直接には観測できないために謎の多い暗黒物質ですが、今年1月には、国際研究チームが世界で初めて3次元の空間分布の測定に成功しています。今回は、その後5月に、ハッブル宇宙望遠鏡が暗黒物質の巨大なリング構造を捕らえたときの記事を読んでみましょう。

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