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2018年8月号

Editorial: ヒトの胚や幹細胞を用いる研究論文に新たなお願い

NatureおよびNature関連誌は、ヒトの胚と胚性幹細胞を用いる研究論文を取り扱う際の出版方針を改訂しました。

2018年7月号

Editorial: 科学雑誌ネイチャーに関する俗説と真実

Natureの投稿の手引きは、編集過程・方針の一部に関する記述が十分に明瞭でないと思われるため、常に誤解が流布している。この社説で、それらを一掃するとともに、我々が投稿規定の改訂に取り組んでいることも伝えたい。

Editorial: 特注ソフトウエアも査読対象に

研究が特注ソフトウエアに支えられたものである場合、論文を投稿する際にソフトウエアのプログラムも提出して、査読を受けることを推奨します。

2018年5月号

Editorial: 外部の利益との相反を研究論文に明示する

ネイチャー・リサーチの各ジャーナルは、非金銭的な利益相反の申告を論文著者に求めます。

2018年4月号

Editorial: 研究とインパクトを結び付ける

学術研究が社会に与えたインパクトの痕跡を追うことで、こうした「インパクト」を追求する研究者は手掛かりを得られるはずだ。このほど創刊されるNature関連誌3誌も役立つことだろう。

2018年3月号

Editorial: 遺伝子ドライブの研究は「安全第一」で

科学者は、遺伝子編集が環境に及ぼす危険を指摘する努力を続けなければならない。

2018年2月号

Editorial: 化学構造を楽にきちんと描けるツール

NatureとNature関連誌は、化学構造式の描き方の手引きとテンプレートを公開した。

2018年1月号

Editorial: 遺伝子発現に対する遺伝的影響がヒト個体レベルで明らかに

多くの人々の主な体内組織の全てについて、遺伝子の発現調節に対する遺伝的多様性の影響を調べるという、念願の研究が結実した。

2017年12月号

Editorial: ヒト胚を用いたゲノム編集研究の倫理性確保

CRISPR–Cas9法を用いたヒト生殖細胞系列のゲノム編集研究の進展により、ヒト胚の研究に対して緊急に必要とされるいくつかの倫理的配慮に光が当たっている。

2017年11月号

Editorial: 日出ずる国の黄昏

理研での騒動は、日本の科学研究の低迷が最重要研究機関にも広がったことを反映しており、政策的取り組みが求められる。

2017年10月号

Editorial: 正確な周期で電磁波を発する天体

パルサーが発見されて50年になる。この天体が科学的に価値のあることを示す証拠が今も次々と報告されている。

2017年9月号

Editorial: 今こそ発言する時

米国の遺伝子組み換え植物・動物に対する規制について意見を述べる機会が与えられた。2つの規制当局の結論は現在、真逆であり、研究者諸氏はこの機会を逃してはならない。

2017年8月号

Editorial: 知能に関する研究のすすめ

人種差別主義にまみれた知能の研究を救うのは、現代の遺伝学かもしれない。

2017年7月号

Editorial: 幹細胞治療を商業化するまでの道のり

人工多能性幹細胞を使った治療については、日本が初期段階で成功を収めており、称賛に値するが、この治療法の商業化を進める際には、やはり慎重さが求められる。

2017年6月号

Editorial: フェイクニュースを伝えるマスメディアをあぶり出す

証拠に基づいた説得力のある科学ジャーナリズムは可能だが、それでも誤解することはある。

2017年5月号

Editorial: 冥王星の復讐

惑星に分類される天体の数を大幅に増やすという提案がなされ、数々の興味深い論点を提起している。

2017年4月号

Editorial: 感染症対策へ世界が新たな一歩

2017年1月、感染症の流行に備えたワクチンの開発と備蓄を目標とする国際的な取り組み「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」が発足した。日本など数カ国が参画を表明している。

2017年3月号

Editorial: タツノオトシゴの変わった特徴にゲノムから迫る

タツノオトシゴのゲノム配列が解読され、この奇妙な生き物に特有の形質に関する手掛かりが得られた。

2017年2月号

Editorial: ビッグデータを医療へ活用するために必要なこととは

ビッグデータは芸術的といえるほど大いなる可能性を秘めている。医学の進歩に利用すべきであるが、そのためには、誰が何をどうすればよいのだろう。

2017年1月号

Editorial: 死神を振り払えるだろうか

ヒトの体に数々の限界が見つかっている。永遠の命を求める旅は終わるのかもしれない。

2016年12月号

Editorial: データ共有と再利用促進のための新方針

Natureおよび関連12誌では、論文作成に利用されたデータセットの利用可能性と利用方法の明記を義務化しました。

2016年11月号

Editorial: 21世紀の原子力発電に対する懸念

原子力を使った発電が低炭素であることに価値を見いだして、既存の原子力発電所を優遇するのは理にかなったことだが、原子力産業が21世紀を生き抜いて繁栄するためには、なすべきことが数多くある。

2016年10月号

Editorial: 遺伝子組換え食品をめぐる重要課題を今こそ議論しよう

米国上院で遺伝子組換え食品の表示制度に関する妥協法案が可決された今、研究者と政策立案者は、遺伝子組換え技術に関して、もっと喫緊の課題に取り組む必要がある。

2016年9月号

Editorial: Nature 掲載論文のエッセンスをあなたにも

Nature は、最新の研究論文を理解しやすいように論文著者自身による概説を掲載する実験を行います。読者の皆様のご意見をお聞かせください。

2016年8月号

Editorial: 博士研究員の給与引き上げを機に改革推進を

米国では博士研究員に時間外勤務手当が支払われるようになる。これは歓迎すべきことだが、ポスト減少の恐れもある。

2016年7月号

Editorial: 助成金申請却下に不服申立てができる?

研究助成金申請却下に対する不服申立てが認められるという快挙は、現状では、ほとんどの研究者にとってそれほど興奮するような話ではない。

2016年6月号

Editorial: まだ検証が必要な、電気刺激による認知機能強化

電気や磁場による脳刺激が医療目的以外にも利用されつつあるが、現時点ではまだ、安全かつ有効とはいえない。

2016年5月号

Editorial: 食餌などの環境要因が動物研究に及ぼす影響

科学者は、動物研究に対する食餌と環境のさまざまな影響にもっと注意を払うべきだ。

2016年4月号

Editorial: 自分に自信が持てない研究者へ

自分に自信が持てないという心の状態は極めて有害で、それによって打ちのめされてしまう研究者もいる。もしも自信を失っているなら、その気持ちを周りに話してみてほしい。

2016年3月号

Editorial: 再生医療製品の早期承認制度は果たして得策か

再生医療製品の臨床試験の代価を患者に払わせるという未実証の制度が日本で導入された。

2016年2月号

Editorial: 誰もが等しく恩恵を受けられる研究を目指して

米国立衛生研究所の研究助成金交付に伴う人種バイアスに関する数値データが開示され、科学に「インクルーシブネス」(多様な人々を関与させるだけでなく、多様性を受け入れ、尊重し、各人のニーズや物の見方を組み込むこと)の考え方を浸透させる必要性が明らかになった。

2016年1月号

Editorial: 認知バイアスについて考えてみよう

ヒトの脳には、見つけたいと思っているものを見つけてしまう習性がある。この習性は、研究において重大な問題となっている。こうしたバイアスを避けるための揺るぎない方法を確立すれば、研究結果の再現性は高まるだろう。

2015年12月号

Editorial: 海洋汚染と引き換えの美しい肌なんていらない

洗顔用スクラブなどに含まれるプラスチック製マイクロビーズは深刻な海洋汚染物質であり、早急な段階的廃止を求める。

2015年11月号

Editorial: 「遺伝子ドライブ」の進歩に遅れるな

「遺伝子ドライブ」は植物や動物の集団全体を変えてしまう可能性を持つ技術だ。規制当局は技術の進歩に追いつく必要がある。

2015年10月号

Editorial: どのように科学を教えればよいのか

Nature 2015年7月16日号では、科学教育のあり方を特集し、教育方法の改革が必須である理由を掘り下げている。

2015年9月号

Editorial: 感染症の流行に対応できる保健医療体制づくりを急げ

エボラ出血熱の流行を受けて、感染症の大流行という国際的な緊急事態への対応について改善計画が話し合われてきた。この提案は実行されるべきだが、地域レベルでの解決が最善の防御であることを忘れてはならない。

2015年8月号

Editorial: パテントトロール対策が一歩前進

パテントトロールが訴訟提起によって負うリスクを高くすることは、特許制度の濫用をやめさせる1つの方法にすぎない。

2015年7月号

Editorial: 統計学的に適切な動物実験計画を立案すべし

動物実験の検出力を確実なものとするために、統計学に基づいた実験計画立案が研究者に求められている。その実現には、研究機関をはじめとするさまざまな支援が必要だ。

2015年6月号

Editorial: 巨大ガス惑星の謎解きへ、いざ

今後数年間のNASAのミッションでは、土星および木星の奥深くに分け入って探査が行われる。再決定された土星の自転周期が正しいかどうかも、この探査から明らかになるだろう。

2015年5月号

2015年4月号

Editorial: ラボテクニシャンに感謝を伝えよう

ラボテクニシャン(技術員、技術補佐員)がいなければ研究は成り立たない。それなのに、彼らの貢献は正しく認識されていないことが多い。

2015年3月号

Editorial: きちんとした気候工学研究を前進させよう

気候工学研究はきちんと進めなければならない。生み出された技術が実際に有用かどうかを見極める必要があるからだ。

2015年2月号

Editorial: 再現性向上を目指して論文誌が団結

生物医学研究の品質管理を改善し、科学に対する国民の信頼を高めることを目指して、主要な学術論文誌が研究成果の報告に関する諸原則に合意した。

2015年1月号

Editorial: 改革を迫られる大学

知識の探求と共有という機能を担ってきた大学は、変化の速い現代社会で、学生の増加と多様化、運営資金の確保、学習とイノベーションの実現モデルの再評価という課題に直面している。こうした大学の機能を今後も果たしていくための新たな方法の模索が始まっている。

2014年12月号

Editorial: 細菌のルビスコで植物の光合成効率が向上

シアノバクテリアの「スーパーチャージャー機能」付きルビスコを植物に導入しようという試みはこれまで失敗に終わっていた。今回のタバコでの成功は、今後、食糧作物の増産、ひいては飢餓問題の解決の糸口になると期待が膨らむ。

2014年11月号

Editorial: 研究・教育目的のドローン利用への不当な規制に声を上げよう

ドローン(無人で飛行できる航空機)は、犯罪捜査から配達まで生産性をますます高める手段として人気を集めている。だが米国では、研究者によるドローンの利用が連邦政府機関によって規制されており、ドローンの前途が危うくなっている。 科学コミュニティーは、この状況を変えるチャンスが残っている間に明確な主張をすべきだ。

2014年10月号

Editorial: ネオニコチノイド系農薬は、もはや無視できない

ネオニコチノイド系農業用殺虫剤の使用と鳥類の個体数減少が結び付いている可能性があり、懸念を持たざるを得ない。

2014年9月号

Editorial: 続々登場する評価指標をうまく利用するには

研究の影響度を測る指標はより高度化し、改善された商品が次々と市場に投入されている。それを用いる各大学は、それぞれの評価指標の限界に留意すべきだ。

2014年8月号

Editorial: 起こるべくして起こった事故

米国の放射性廃棄物貯蔵施設で起こった放射性物質の流出事故は、安全への過信と安全規制の緩みというあまりにもありふれた状況の存在を浮き彫りにしている。

2014年7月号

Editorial: 銅に期待される新たな役割

古くから使われてきた銅。今回Natureに、触媒反応とがん治療法での新たな役割を示唆する2編の論文が掲載された。

2014年6月号

Editorial: 研究データを共有する際の礼儀作法

研究データの共有を促進するためには、データ提供者に対する「礼儀」の標準化が必要だ。

2014年5月号

Editorial: クラウドソーシングによる数学研究から学ぶべきこと

数学分野でのオンライン共同研究プロジェクト「Polymath」には、大いに参考にすべき特徴がある。

2014年4月号

Editorial: フォン・ラウエとディラックの業績

2014年は、結晶学の数々の功績を祝い、再確認するために制定された「世界結晶年」である。

2014年3月号

Editorial: 特許情報の透明性向上を目指して

オープンソースの特許データベース“Lens”は、全世界で特許の透明性向上が求められていることを物語っている。

2014年2月号

Editorial: 実験室での恒星スペクトル解析にもっと光を

最新型の宇宙望遠鏡によってスペクトル観測データは急増しているが、それを補完する実験室での分光学的実験には、現在十分な資金援助がなされていない。

Editorial: データジャーナル Scientific Data 創刊

2014年5月、データセットに光を当て、その再利用の促進を目指すオープンアクセスジャーナル、Scientific Data を創刊。

2014年1月号

Editorial: インパクトを重視することの危うさ

科学者の研究評価を行う者は、特定の指標に重きを置いて研究のインパクト(影響度)を評価している。特定の指標を重視する際には、その指標がもたらす正負の影響を考慮し、また評価方法の公開をすべきだ。

2013年12月号

Editorial: インターネットを科学者とエンジニアの手に取り戻せ!

安全保障の名の下に、市民的自由権が侵害されている。安全なインターネットを再構築して人々の信頼を取り戻すために、研究者と立法者は、より安全な標準プロトコルを開発するよう努力しなければならない。

Editorial: 新生児を対象としたゲノム解読による病気診断の問題点

健康な新生児と病気を抱えた新生児を対象に、ゲノム塩基配列に基づく病気の診断がどの程度有効かを調べる研究プロジェクトがスタートする。データを適切に役立てる方法をさぐる予定だが、それには、いくつかの重要な倫理上の問題を解決しなければならない。

2013年11月号

Editorial: 現行治療法の臨床試験と被験者保護

広く用いられている治療法を調べるための臨床試験であっても、研究者は、患者に対する十分なリスク開示を確実に行わなければならない。

Editorial: 鳥インフルエンザウイルスの機能獲得変異研究

鳥インフルエンザウイルスH7N9亜型は、ヒトに感染して大流行を起こすほど進化する恐れがあり、ウイルスの機能獲得変異研究が再び研究者の注目を集めている。研究のリスクを正当化できるかどうか論争が続いているが、事は慎重に進める必要がある。

2013年10月号

Editorial: 素晴らしき有機エレクトロニクス

有機エレクトロニクスの復活は、電子機器の世界を一変させ、機能性を一段と高めた豊かな人間生活を提供してくれることだろう。

Editorial: レーザー通信による宇宙探査機からのデータ伝送

宇宙船からのデータ伝送速度の向上が求められており、レーザー通信技術への期待が高まっている。ただ、雲を避けてどう伝送するかなど、克服しなければならない課題が残っている。

2013年7月号

Editorial: 論文の内容を再現・再確認できるようにする新方針

生命科学論文の品質を高めるため、Natureは2013年5月から新しい編集方針を導入する。まず、「研究の方法論」が詳細に記載されるよう改革する。また、データをまとめたり解釈したりする「統計手法」が、明確に表現されるよう改革する。

2013年9月号

Editorial: 地震リスクの管理と、世界地震モデル(GEM)

データとツールを出し合って地震災害の試算を世界中に提供しようというのが、世界地震モデル(GEM)プロジェクトだ。 画期的な試みではあるが、地震発生の危険度の解釈や対策の決定に関しては、各地域の担当者個人の肩にかかっている。

Editorial: 遺伝子治療研究には、道徳的権威が必要だ

研究は説明責任を負うものであり、少なくとも、社会からそのように認知されなければならない。 そのためには、不要と思われる監視制度であっても、それを維持しなくてはいけないケースがある。

2013年8月号

Editorial: 国境なき科学の行き着く先

科学の国際化が進んでいることは歓迎すべきだが、それによって国内での研究活動が損なわれる危険性もある。 国際化が進むほど、国内で科学を共有化することに留意すべきなのだ。

Editorial: プロ・テスト運動で発言力を確立した動物研究擁護派

多くの科学者は、過激な実験動物保護運動に頭を痛めてきた。しかし、英国の16歳の学生が始めた「プロ・テスト運動」が非常に有効な反撃となった。 研究を擁護する科学者は自信を深めているが、後押しが必要だ。

2013年7月号

Editorial: オバマ政権は、証拠に基づいて歳出を決める政策へ

米国では歳出超過が日常化し、財政赤字を大幅な歳出カットで克服しようとしている。しかし、連邦政府予算をどこに使い、またどこを削減するかは、イデオロギーではなく、証拠に基づいて決定すべきである。

2013年6月号

Editorial: 市民がいくら銃の犠牲になっても、変わらない米国

信じられないかもしれないが、米国の政府機関では、銃を規制するための支持行為や促進活動が禁止されている。そのため、銃に関する政策や銃犯罪の防止に必要となる研究そのものさえも、公的資金で実施できない。 いったい、銃乱射事件が何回起これば、こうした状況は変わるのだろうか。

Editorial: 抗生物質耐性菌対策に、機運が高まる

既存の抗生物質に耐性を持つ細菌の発生件数が、憂慮すべき急増を見せており、世界の人々の健康に及ぼす影響を見極めて、行動を起こさねばならない。 幸い、政策立案者の認識がようやく高まってきた。

2013年5月号

Editorial: 包括的核実験禁止条約を支える国際監視システム

2月12日には北朝鮮で地下核実験、15日にはロシア上空への隕石突入と、地球を揺らす大きな爆発が相次いで発生した。この2件の出来事は、国際監視システムの重要性を再確認させるものとなった。

Editorial: 幹細胞治療の規制に取り組み始めた日本

実験的な幹細胞治療の規制に、日本が遅まきながら取り組んでいる。明確に定められた法的枠組みによる患者の保護が必要だ。

2013年4月号

Editorial: 科学啓発活動の発祥地・王立研究所の危機

ファラデーのクリスマス講演会で知られる英国王立研究所が、財政難に陥って建物の売却を検討している。多人数を対象とした科学啓発活動は曲がり角を迎え、新たな進化が求められている。

Editorial: 遅ればせながら、論文査読者への顕彰が始まった

個々の科学論文について、各執筆者がどの程度の貢献をしたのか、きちんと表記するケースが増えてきた。それとともに、査読者の貴重な貢献についても、遅ればせながら、それを明らかにする手段が登場し始めた。

2013年3月号

Editorial: 国際リニアコライダーILCは、日本で

日本の科学者による次期大型衝突型加速器への取り組みは、国際的な支持に値する。

Editorial: 科学予算の支出は、スピードより安定性

議会が科学予算の予測可能性と安定性を高めることが、米国の科学のためになるのだ。

2013年2月号

Editorial: 新たな気候変動条約まで、省エネでしのげ

気候変動をめぐる話し合いは遅々として進まないが、二酸化炭素排出量の増加傾向を押しとどめるために、今にも増して省エネを進める必要がある。

2012年12月号

Editorial: 20年発覚しなかった研究上の不正行為

20年にわたる研究上の不正行為という事実は、本人だけでなく、研究コミュニティー自体の問題を雄弁に物語っている。欺瞞を許してきた制度の改革は必須だ。

Editorial: 科学者の5年先の潜在能力をはかる指標

何らかの指標を使って科学者を評価することが、どうしても避けられないケースがある。ならば、できるかぎり優れた指標を使いたい。今回、潜在能力を評価する指標が提案された。

2013年2月号

Editorial: 科学遺産の保全に、目を向けよう

登録されている世界遺産のリストの中で、科学遺産の数は非常に少ない。文化遺産の保全を推進するうえで、科学の関心領域が見落とされてはならない。

2013年1月号

Editorial: 耳を疑ったイタリア地震裁判の判決

2009年のラクイラ地震で300人以上の死者が出た責任をめぐる裁判で、今回、科学者を含む被告7人全員の有罪判決が出された。イタリアの裁判は、明らかに科学を軽視している。

2012年11月号

Editorial: 包み隠さず公表することが最善の道

科学者がスキャンダルを回避したいなら、もし産業界に関与しているのであれば、その事実を全面的に開示することだ。たとえ本人が重要だと考えていなくても、他人はそう思わないからだ。

Editorial: 科学的根拠に基づいた銃規制をめざせ

米国の国会議員は、銃器に関連した暴力に関する研究を奨励し、イデオロギーではなく、事実に基づいた銃規制法制定の環境整備をめざすべきだ。

2013年1月号

Editorial: 科学の国際化へ、正しい対応とは何か

科学の国際化が進展し、数多くの恩恵をもたらした。しかし、自国のアイデンティティーなしの科学の国際化は、百害あって一利なしであろう。

2012年10月号

Editorial: 三次元印刷技術は、何をもたらすか

活版印刷機は人類の歴史を変えた。人々の識字率を高め、旧弊たる世界に光明をもたらした。普及が始まった三次元(3D)印刷技術は、同様の社会変革をもたらすだろうか。

Editorial: 内部告発者の保護強化のための法整備を急げ

政府機関の職員監視制度による内部告発者の権利侵害は許されない。ところが、米国食品医薬品局がそのような権利侵害をしたとして告訴されている。

2012年9月号

Editorial: 科学者の電子メールに、プライバシーはない

電子メールを含め、研究について文書で議論している科学者は、いつ何時、その内容の公開を求められてもおかしくないことを覚悟すべきだ。

Editorial: 科学論文オープンアクセス化に伴うコスト

研究成果のオープンアクセス化という世界的な流れがある。しかし、誰がその費用を負担し、何が適正な費用で、誰に対して何を提供するのか、という点を明確にしなければならない。

2012年8月号

Editorial: 名誉毀損の訴えから率直・誠実な意見表明を守る

英国議会で審議される名誉毀損法改革案は、科学者による抗議活動が実を結んだすばらしい成果だ。名誉毀損を盾にして誠実な意見を封殺する行為は、絶対に許されない。

Editorial: 反GM運動の一部は、地球規模の野蛮な行為

英国Rothamsted社における遺伝子組み換えコムギの試験圃場を、環境保護団体が破壊するという声明を出した。科学的に未解明な問題と向き合わず、すでに結論ありきの破壊行為は、恥ずべき蛮行でしかない。

2012年7月号

Editorial: 研究が諸刃の剣であることを、再認識しよう

基礎科学といえども、成果の利用の仕方によっては、有益にも有害にもなりうる。両者のバランスについては率直な議論が必要で、何よりも、議論の口火は科学者自身が切らねばならない。

Editorial: 中国における幹細胞治療の危うさ

Natureの調査で、中国における未承認幹細胞治療の市場規模が明らかになった。誇大な宣伝や非現実的な文句が氾濫し、幹細胞治療の真の将来性が損なわれる懸念がある。

2012年6月号

Editorial: 実験用霊長類の確保に向けて、立ち上がれ

動物実験反対運動が激化しており、このままでは、最もきちんとした環境と規則に基づいて進められている動物実験が、不可能になってしまう。今こそ科学者は立ち上がるときだ。

Editorial: 科学と政治の関係を直視せよ

科学の実践において、政治に全くの無関心ということはありえない。 今日のような危機の中、科学者は社会が直面する課題に、知的かつ専門的に対応すべきだ。

2012年5月号

Editorial: インフルエンザウイルス論文は、全文掲載が当然

今後も議論を重ねる必要があるものの、インフルエンザウイルスの研究データを公表することによって得られる利益は、これまで指摘されているリスクを上回る。

Editorial: チューリング生誕100周年

今年はアラン・チューリングの生誕100周年にあたる。人類史上最高の知性の1人と見なされる彼の多くの業績を、これを機会に再確認したいと思う。

2012年4月号

Editorial: 南極条約に迫りくる脅威

南極を平和と協調の地として維持したいなら、研究者は、科学と南極点のつながりをさらに強固なものとする必要がある。

Editorial: フランスが原子力発電所の安全対策を強化

福島原発事故の影響が残る中、フランスの原子力発電所の安全性に関して、すがすがしいほど率直で前向きな報告書が発表された。

2012年3月号

Editorial: デンマーク技術委員会を継続せよ

デンマーク新政権は、緊縮財政ゆえに、市民参加型のテクノロジーアセスメントを廃止しようとしているが、それは大きな間違いである。

Editorial: 針のむしろのジャーナリズムと、科学者の使命

英国では今、レベソン委員会によって、ジャーナリズムに関する綿密な調査が進められている。科学者はこの機会を生かし、意図的報道(agenda-driven journalism, 多くは悪意に基づく報道)に対して反撃すべきだ。

2012年2月号

Editorial: 福島第一原発事故:科学者の声を政府に

日本政府に対して独立の立場から助言をする科学の声がないことが、福島第一原発事故に直面して決定的な問題となっている。

Editorial: エジプトとリビアにおける文化遺産の再興に向けて

エジプトとリビアは歴史的遺産に目を向けて、安定した国家の建設に役立てるべきだ。

2012年1月号

Editorial: 領有権争いを科学に持ち込ませるな

領有権争いの一方的な政治地図を、科学論文の中に紛れ込ませてはならない。研究者は、研究から政治的要素を取り除き、国家間の友好関係を維持するよう配慮すべきだ。

Editorial: かけがえのない命の証を、神経疾患研究に生かせ

死んでまもない子どもの脳には、自閉症や統合失調症の治療法のカギが隠されている可能性がある。その研究を進めるためには、献体の推進と国際的な脳バンクの整備が必要だ。

2007年2月号

 Editorial: 査読と不正

論文の審査過程に関して Science 誌の外部調査委員会が示した評価、また Nature が昨年試みた公開査読の取り組みの結果から、科学誌のむずかしさが浮き彫りになった。

2007年1月号

 Editorial: 日本の新たなスタート

日本に新しい首相と科学顧問が誕生した。科学技術政策を変えるチャンスの到来である。

Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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