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  • 遅ればせながら、論文査読者への顕彰が始まった

    個々の科学論文について、各執筆者がどの程度の貢献をしたのか、きちんと表記するケースが増えてきた。それとともに、査読者の貴重な貢献についても、遅ればせながら、それを明らかにする手段が登場し始めた。

    2013年4月号

  • 国際リニアコライダーILCは、日本で

    日本の科学者による次期大型衝突型加速器への取り組みは、国際的な支持に値する。

    2013年3月号

  • 科学予算の支出は、スピードより安定性

    議会が科学予算の予測可能性と安定性を高めることが、米国の科学のためになるのだ。

    2013年3月号

  • 新たな気候変動条約まで、省エネでしのげ

    気候変動をめぐる話し合いは遅々として進まないが、二酸化炭素排出量の増加傾向を押しとどめるために、今にも増して省エネを進める必要がある。

    2013年2月号

  • 科学者の5年先の潜在能力をはかる指標

    何らかの指標を使って科学者を評価することが、どうしても避けられないケースがある。ならば、できるかぎり優れた指標を使いたい。今回、潜在能力を評価する指標が提案された。

    2012年12月号

  • 20年発覚しなかった研究上の不正行為

    20年にわたる研究上の不正行為という事実は、本人だけでなく、研究コミュニティー自体の問題を雄弁に物語っている。欺瞞を許してきた制度の改革は必須だ。

    2012年12月号

  • 科学遺産の保全に、目を向けよう

    登録されている世界遺産のリストの中で、科学遺産の数は非常に少ない。文化遺産の保全を推進するうえで、科学の関心領域が見落とされてはならない。

    2013年2月号

  • 耳を疑ったイタリア地震裁判の判決

    2009年のラクイラ地震で300人以上の死者が出た責任をめぐる裁判で、今回、科学者を含む被告7人全員の有罪判決が出された。イタリアの裁判は、明らかに科学を軽視している。

    2013年1月号

  • 包み隠さず公表することが最善の道

    科学者がスキャンダルを回避したいなら、もし産業界に関与しているのであれば、その事実を全面的に開示することだ。たとえ本人が重要だと考えていなくても、他人はそう思わないからだ。

    2012年11月号

  • 科学的根拠に基づいた銃規制をめざせ

    米国の国会議員は、銃器に関連した暴力に関する研究を奨励し、イデオロギーではなく、事実に基づいた銃規制法制定の環境整備をめざすべきだ。

    2012年11月号

  • 科学の国際化へ、正しい対応とは何か

    科学の国際化が進展し、数多くの恩恵をもたらした。しかし、自国のアイデンティティーなしの科学の国際化は、百害あって一利なしであろう。

    2013年1月号

  • 内部告発者の保護強化のための法整備を急げ

    政府機関の職員監視制度による内部告発者の権利侵害は許されない。ところが、米国食品医薬品局がそのような権利侵害をしたとして告訴されている。

    2012年10月号

  • 三次元印刷技術は、何をもたらすか

    活版印刷機は人類の歴史を変えた。人々の識字率を高め、旧弊たる世界に光明をもたらした。普及が始まった三次元(3D)印刷技術は、同様の社会変革をもたらすだろうか。

    2012年10月号

  • 科学論文オープンアクセス化に伴うコスト

    研究成果のオープンアクセス化という世界的な流れがある。しかし、誰がその費用を負担し、何が適正な費用で、誰に対して何を提供するのか、という点を明確にしなければならない。

    2012年9月号

  • 科学者の電子メールに、プライバシーはない

    電子メールを含め、研究について文書で議論している科学者は、いつ何時、その内容の公開を求められてもおかしくないことを覚悟すべきだ。

    2012年9月号

  • 反GM運動の一部は、地球規模の野蛮な行為

    英国Rothamsted社における遺伝子組み換えコムギの試験圃場を、環境保護団体が破壊するという声明を出した。科学的に未解明な問題と向き合わず、すでに結論ありきの破壊行為は、恥ずべき蛮行でしかない。

    2012年8月号

  • 名誉毀損の訴えから率直・誠実な意見表明を守る

    英国議会で審議される名誉毀損法改革案は、科学者による抗議活動が実を結んだすばらしい成果だ。名誉毀損を盾にして誠実な意見を封殺する行為は、絶対に許されない。

    2012年8月号

  • 中国における幹細胞治療の危うさ

    Natureの調査で、中国における未承認幹細胞治療の市場規模が明らかになった。誇大な宣伝や非現実的な文句が氾濫し、幹細胞治療の真の将来性が損なわれる懸念がある。

    2012年7月号

  • 研究が諸刃の剣であることを、再認識しよう

    基礎科学といえども、成果の利用の仕方によっては、有益にも有害にもなりうる。両者のバランスについては率直な議論が必要で、何よりも、議論の口火は科学者自身が切らねばならない。

    2012年7月号

  • 科学と政治の関係を直視せよ

    科学の実践において、政治に全くの無関心ということはありえない。 今日のような危機の中、科学者は社会が直面する課題に、知的かつ専門的に対応すべきだ。

    2012年6月号