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ヒト脳プロジェクトが計算ツールを公開
欧州のヒト脳プロジェクト(HBP)が計算ツールを公開し、計画は本格的に始動した。
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「あかつき」から届いた最初の金星観測データ
金星周回軌道への再投入に成功し、見事復活を遂げた日本の金星探査機「あかつき」。今回公開されたのは試験観測の結果だが、そこには全球を覆う硫酸の雲の縞模様や大気中に見られる弓の形をした模様など、これまで目にしたことのない金星の姿が捉えられていた。
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たるんだ肌を若返らせる薄膜
塗布するだけで、たるんだ皮膚に若々しい弾性がよみがえる、透明なシリコンポリマーが開発された。
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マクロライド系抗生物質候補の全合成に成功
単純な構造の化合物のパーツを組み立てていくという手法で、300種以上のエリスロマイシン類似体が合成された。その中には、多剤耐性菌に対して抗菌活性を有するものもあった。
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うつ緩和はケタミン代謝産物の作用か?
麻薬ケタミンの分解産物で、ケタミンのような副作用なしでうつ状態を改善できることが、マウスでの実験で示された。
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43万年前のヒト核ゲノムで判明した驚きの人類進化史
43万年前の謎の旧人類シマ人の核DNAの配列が解読された。シマ人の正体が判明したのと同時に、現生人類とネアンデルタール人の種分岐が想定外に古かったことも分かった。
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植物の進化を追う空前規模の種子保存バンク
気候変動に応答して植物がどのように進化するかを調べるための種子バンクが米国で創設された。
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科学研究に一層力を入れる中国
中国で新たな5カ年計画が採択され、科学技術重視の姿勢がより鮮明になった。中国で2020年までに成長が見込まれる分野は、海洋学、脳科学、幹細胞研究だ。
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実験機器は「オープンハードウエア」で安価に
実験機器の設計図を無償で公開して誰でも自作できるようにする「オープンソース・ハードウエア」ムーブメントを盛り上げようと、スイスで会議が開かれた。
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遺伝子を限界まで削ぎ落とした人工生命
ゲノム編集で生命の構成要素が操作可能になった中、あのクレイグ・ベンターが、ゲノム設計という手法で遺伝子わずか473個の人工細胞を作製した。驚いたことにその必須遺伝子の3分の1は機能不明だ。
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P値の誤用の蔓延に米国統計学会が警告
科学者によるP値の誤用を止めるため、米国統計学会(ASA)が異例の声明を出した。
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脳への電気刺激で運動選手の能力向上?
予備的研究の結果だが、頭皮を介して脳に電気刺激を加えると、運動選手の持久力が向上するらしい。この装置はすでに実用化されており、「脳ドーピング」が懸念される。
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脊髄損傷患者の脳と手をつなぐ技術
脊髄損傷患者の思考を電気的な指令へと変換することで筋肉を刺激する「神経バイパス技術」が開発された。患者は、この技術によって麻痺した腕を動かせるようになった。
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現生人類が「ホビット」を絶滅させた?
最新の発掘調査により、「ホビット」の愛称を持つフローレス原人が生きていた時代が、これまで考えられていたより数万年も前だったことが示された。
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巨大ウイルスにもCRISPR様の「免疫系」が!
サイズからゲノムの複雑さまで、全てが規格外な「ミミウイルス」。発見以来、ウイルスの概念を覆し続けているこの巨大ウイルスで、今度は原核生物が持つCRISPR系に似た防御機構が見つかった。
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半合成マラリア治療薬が市場で大苦戦
市場への影響がほとんどなかったのは、アルテミシニンの供給過剰が原因だ。だが、需要の急増はいつ起こるか分からず、マラリア治療薬の安定供給には半合成アルテミシニンが欠かせない。
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生物学研究者よ、プレプリントの投稿を
生物医学分野の研究論文原稿を、論文誌掲載前に研究者自身がオンライン公開することについて議論する会議が開かれた。
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論文の追試結果を発表する学術誌が始動
医学生物学分野の論文の再現性について報告するオンライン学術誌が創刊され、バイオテクノロジー企業が最初の論文を投稿した。
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指示されると責任を感じない
権威に指示された人が抵抗なく他者に危害を加えることを示して物議を醸した「ミルグラム実験」の現代版でも、人が指示に従って行動するときには、自分の行為にあまり責任を感じないことが確認された。
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ティラノサウルス類進化の謎を解く新種か?
ウズベキスタンで、新種の小型ティラノサウルス類の化石が発見された。その年代と特徴は、ティラノサウルス類が複雑な感覚系を進化させてから急激に巨大化したことを示唆している。