Research press release

【材料】光応答性ゲル

Nature Communications

Materials: Light-responsive gels

光応答性ヒドロゲルを作製する方法について報告する論文が、今週、掲載される。このヒドロゲルは、紫外線や可視光線を照射すると、筋肉に似た膨張、収縮運動をし、これが、「ソフトロボティクス」のさらなる開発に道を開く可能性がある。

外部からの刺激によって筋肉のような動きをする材料は、さまざまな研究領域において重要な目標となっている。今回、大阪大学の原田明(はらだ・あきら)たちは、アゾベンゼン基とシクロデキストリン基を含むポリマーからなるゲルについて報告し、この2種のポリマー間の「ホスト‐ゲスト」相互作用が、さまざまな波長の光の照射によって調整されることを明らかにした。そして、このことが、このゲルの膨張と収縮の制御性をもたらした。

原田たちは、このゲルでできたプレートとコイルを溶液中に懸濁させ、それにさまざまな位置から光を当てることで、このゲルを自在に変形させられることを実証した。

A strategy for making light-responsive hydrogels is reported in Nature Communications this week. The gels expand and contract upon exposure to ultraviolet or visible light in ways that mimic muscles, and may pave the way for further development of “soft robotics”.

Materials that perform muscle-like movements upon external stimulation are important targets in a range of research fields. Akira Harada and his colleagues report a gel consisting of polymers containing azobenzene and cyclodextrin groups, where the “host-guest” interactions between the two polymers are tuned by exposure to different wavelengths of light. This then results in the controllable expansion and contraction of the gel. The authors demonstrate that plates and coils made of these gels and suspended in solution can be deformed at will by shining light from different positions.

doi: 10.1038/ncomms2280

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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