Research press release

【地質学】ダイヤモンド産出に関係する火山性粒子の形成機序

Nature Communications

Geology: A diamond standard search for the origins of volcanic particles

キンバーライトとは、地球のマントルから噴出するマグマで、揮発性物質に富み、ダイヤモンドの産出と結びついている。このキンバーライトの火道で生じる均整のとれた破片の形成機序について報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。今回の研究結果は、火山噴火の動態に関する手がかりとなるかもしれない。

キンバーライトは、ダイヤモンドの産出とかかわっているため、経済的に重要だ。キンバーライトマグマによって形成される火道は激しい爆発的噴火の場であり、この中にはペレット状の火山礫粒子がつまっている。今回、T Gernonたちは、南アフリカとレソトにある世界最大級の2つのダイヤモンド鉱山を調べ、このペレット状火山礫の形成に関して、流体キンバーライトマグマが火道の根元に近い部分に存在する初期火山砕屑岩に侵入するとペレット状火山礫が形成するという仮説を樹立した。Gernonたちは、他の火山岩に含まれるペレット状火山礫の起源もこれに似ていると考えている。

A mechanism for the formation of well rounded fragments created in pipes of Kimberlite - volatile-rich magmas from the Earth’s mantle that give rise to diamonds - is reported in a study published in Nature Communications this week. The work may give insight into dynamics of volcanic eruptions.

Kimberlites are a source of diamonds and are therefore of economic importance. The pipes formed by the kimberlite magma, which contain the pelletal lapilli particles, are also the locus of high-intensity explosive eruptions. Thomas Gernon and colleagues studied two of the world’s largest diamond mines in South Africa and Lesotho and propose that pelletal lapilli are formed when fluid kimberlite magma intrudes into earlier volcaniclastic infill close to a pipe root. They suggest that a similar origin may apply to pelletal lapilli in other volcanic rocks.

doi: 10.1038/ncomms1842

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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