Research press release

【生物電子工学】イオントランジスターを用いた論理ゲート

Nature Communications

Bioelectronics: Towards ionic circuitry

論理ゲートは、論理回路の基本的構成要素だが、イオントランジスターを用いた論理ゲートの作製について報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。今回開発された論理ゲートは、さまざまな生化学的、生物医学的応用にとって重要な意味をもつかもしれない。

電子ではなく、イオンを用いたトランジスターは、人工的なシグナル伝達デバイスを生物系内に集積化するための利用に有望視されている。このイオントランジスターを用いたイオン回路を開発するには、イオンシグナルと生体分子シグナルの輸送と送達を厳密に制御する必要がある。今回、M Berggrenたちは、イオントランジスターを用いた論理ゲートを作製し、このイオントランジスターが、生物系内で使用するために必要な生理学的塩濃度で動作することを明らかにした。

The creation of logic gates – the elementary building blocks of logic circuits - based on ion transistors is reported in a paper in Nature Communications this week. This development could have implications for a range of biochemical and biomedical applications.

Transistors based on ions, as opposed to electrons, offer the promise of integrating artificial signaling devices within biological systems. Developing ionic circuits based on such transistors requires a close control of the transport and delivery of ionic and biomolecular signals. Magnus Berggren and colleagues fabricate logic gates based on ion transistors, and show they can operate at physiological salt concentrations necessary to be compatible with biological systems.

doi: 10.1038/ncomms1869

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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