Research press release

ヒメシロチョウの隠蔽種は3種

Nature Communications

Triplet of European wood white butterflies

これまでヒメシロチョウ(Leptidea sp.)は、2種の「同胞」からなると考えられていたが、実際には、3種から構成されていることが明らかになった。今回の新種の発見は、広範に生息し、最もよく研究されている種であっても、種分化や多様性に関する発見があることを示している。この研究成果を報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。 今から20年前、ヒメシロチョウには隠蔽種(他の種から生殖的に隔離されているが、外観がほとんど同じ種)が存在し、L. sinapisとL. realiであることがわかった。今回、R Vilaらは、DNAデータと形態学的データを用いて、この隠蔽種が、新階級のL. juvernicaを含めて、実際には3種によって構成されていることを明らかにした。 このような隠蔽種の多様性を解明することは、進化と生態系過程のパターンを明らかにするうえで役立ち、自然保護にも重要な意味を持つ。

The European wood white butterfly (Leptidea sp.) consists of three distinct species, instead of two "siblings" as previously thought, explains a study published in Nature Communications this week. This discovery of a new species highlights how a widespread and highly studied species can still provide discoveries in speciation and diversity.

Twenty years ago it was found that the Leptidea butterfly hid a cryptic species — a species which is reproductively isolated from the other but looks virtually identical — consisting of L. sinapis and L. reali. Roger Vila and colleagues show, using DNA and morphological data, that these so-called twins are in actual fact a triplet of cryptic species, now including L. juvernica stat.nov.

Uncovering such cryptic biodiversity helps explain patterns of evolution and ecosystem processes, as well as having implications for nature conservation.

doi: 10.1038/ncomms1329

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

メールマガジンリストの「Nature 関連誌今週のハイライト」にチェックをいれていただきますと、毎週最新のNature 関連誌のハイライトを皆様にお届けいたします。

「注目のハイライト」記事一覧へ戻る

プライバシーマーク制度