Research press release

起伏のある遊泳パターンで省エネする海洋脊椎動物

Nature Communications

Marine vertebrates conserve energy through undulating flight

サメやアザラシなどの海洋脊椎動物は、鳥類が飛行高度を変化させるのと同じように、起伏のあるパターンで泳ぐことで、エネルギーの節約をしていることが明らかになった。この結果は、飛行と遊泳の運動パターンが収れん進化したことを暗示している。詳細を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。A Gleissらは、4種の海洋脊椎動物(ホホジロザメ、ジンベイザメ、キタオットセイ、ゾウアザラシ)に加速度計を取り付けて、その遊泳パターンを記録した。その結果、これらの動物が起伏のあるパターンで遊泳することが判明した。すなわち、水中で、受動的な滑空遊泳と上方移動を組み合わせて泳いでいたのだ。この上方移動は推力として働く。Gleissらは、これらの動物が、この推力を利用して水中と空中を移動することで、蓄えたエネルギーを長持ちさせようとしている、と考えている。

Marine vertebrates, such as sharks and seals, swim in undulating patterns to conserve energy, similar to birds changing altitude, reports a study in Nature Communications this week. This finding implies convergent evolution in the locomotion patterns of flying and swimming.Adrian Gleiss and colleagues equipped animals with accelerometers which recorded the swim patterns of four marine vertebrates including white and whale sharks, and northern fur and elephant seals. The recordings showed the animal performing undulating flight, where passive gliding is interspersed with upward movement in the water. This ascent acts as propulsion, which the authors now show to be used by animals to extend energy reserves whilst moving through water as well as air.

doi: 10.1038/ncomms1350

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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