Nature ハイライト

物理: 実際の粉粒体系におけるジャミング

Nature 480, 7377

ジャミングは、粉粒体や泡、ガラスやコロイドなどの系で充填密度が高まり臨界値を超えると、流体に似た状態から固体に似た状態、つまりジャミング状態に変わるという集団過程である。ジャミングの基本概念は直観的なもので、朝食用シリアルを器に入れることから、しっかりした盛り土を築くことまで、日常のさまざまな出来事に広くかかわっている。摩擦のない理想的な粉粒体におけるジャミング転移の性質は、よく解明されている。しかし、現実世界の粉粒体系には、本来的に摩擦がある。D Biたちは、摩擦がある粉粒体の集団では、理想的な系よりはるかに多様な現象が起こることを示している。最も注目に値するのは、臨界閾値未満の充填密度における、歪み誘起ジャミングの発生である。

2011年12月15日号の Nature ハイライト

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