Nature ハイライト

医学: SAMHD1タンパク質の抗レトロウイルス機能

Nature 480, 7377

SAMHD1タンパク質の変異は、ヒトの自己免疫疾患であるアイカルディ・ゴーティエ症候群と関連付けられており、またSAMHD1は骨髄系細胞でのHIV-1複製制限にかかわっていることが最近示されている。I Taylorたちは今回、SAMHD1のこれまで知られていなかった機能を明らかにした。これによってその抗ウイルス活性が説明されるかもしれない。Taylorたちは、SAMHD1の触媒中心の結晶構造を示し、それがdGTPによって活性化され、dNTP(DNAの構成成分)を加水分解するトリホスホヒドロラーゼであることを明らかにした。この活性は、細胞内のdNTPを低濃度に保つことで逆転写とウイルスの相補的DNA合成を防いでいる可能性がある。

2011年12月15日号の Nature ハイライト

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