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植物科学:植物の2つの免疫経路間のクロストーク

Nature 592, 7852

2つの研究チームはいずれも、シロイヌナズナ(<i>Arabidopsis</i>)で2つの免疫経路間のクロストークを見いだした。
2つの研究チームはいずれも、シロイヌナズナ(Arabidopsis)で2つの免疫経路間のクロストークを見いだした。 | 拡大する

Credit: pkujiahe / iStock / Getty Images Plus

植物の免疫系には2つの経路がある。1つは細胞表面受容体が関与する経路で、こうした受容体は外部の病原体由来分子を検出する。もう1つは細胞内の経路で、この経路の一部では細胞内受容体が、細胞内に取り込まれた、病原体から分泌されるエフェクタータンパク質に応答して活性化される。免疫応答のこれら2つの経路の間の相互作用はほとんど解明されていない。今回、2つの研究チームが独立に、これら2つの経路の間に密接なクロストークがあることを示している。著者たちはそれぞれ、一方の経路が他方の経路を増強していて、その活性化に不可欠であることを見いだした。この相互調節は、遺伝子発現レベルとシグナル伝達レベルの両方で起こっているようである。

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