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拡大を続けるミオカイノーム:発見上の課題と治療上の意義

Nature Reviews Drug Discovery 15, 10 doi: 10.1038/nrd.2016.153

運動をすると代謝疾患からがんに至るまでの多数の疾患のリスクが低下するが、こうした運動の防御効果に関与する分子機構は十分に解明されていない。骨格筋が組織間クロストークに関与する「ミオカイン」タンパク質を分泌できる内分泌器官であることが分かり、運動–健康パラダイムの重要な要素となった。しかしミオカインは歴史の浅い研究分野であり、発見と検証にいくつかの課題が残っている。本総説では、こうした課題を考察した上で、最近明らかにされた新規ミオカインの一部で、代謝疾患とがんの治療に利用できる可能性を秘めたものに光を当てる。

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