Brief Communication

COVID-19:ゼロコロナ対策修正後の北京での2022年11月から12月のSARS-CoV-2オミクロンBF.7の伝播動態の推定

Nature Medicine 29, 3 doi: 10.1038/s41591-023-02212-y

我々は、2022年11月から12月にかけて北京で優勢となった重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)オミクロン変異株BF.7の実効再生産数(Rt)について、リアルタイム移動データでパラメーター化された伝播動態モデルを、(i)11月1日〜11日(中国のゼロコロナ政策による介入がまだ厳密に実行されていた時期)の1日当たりの新規症候性症例の数、(ii)12月10〜22日のオンライン調査に参加し、11月1日以降は検査陽性であると自己報告した人の割合、に対して適合させることで追跡した。中国がゼロコロナ政策から転換するための20の対策を発表した後、Rtは11月18日に3.44(95%信用区間〔Crl〕:2.82–4.14)に上昇し、また感染発生率は12月11日にピークになると我々は推定した。また、北京での累積感染発病率(IAR、すなわち11月1日以降に感染した集団の割合)は2022年12月22日には75.7%(95% CrI:60.7–84.4)で、2023年1月31日には92.3%(95% CrI:91.4–93.1)になると推定された。サーベイランスプログラムを迅速に設け、中国全土にわたって発生する疫病とSARS-CoV-2の進化を迅速に監視すべきだろう。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度