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2012 IN REVIEW

Nature Medicine 18, 12 doi: 10.1038/nm1212-1728

2012年は、生物医学界全体が「紛れもない崖っぷち」状態にはらはらさせられた年だったことがわかってきた。米国政府がいわゆる「財政の崖」に追い込まれ、崖の上でやっと釣り合いを保っている状態になっているのと時を同じくして、製薬企業も主力医薬品の「特許切れの崖」に出くわし、大学では研究者たちが不気味に迫る「研究助成金の崖」に直面したのである。だが、全部がこれほど悲惨だったわけではない。たくさんの新薬が世界中の市場でヒットし、次世代の医薬品につながる多くの発見もあった。では、今年の主な出来事をまず振り返り、善し悪しはともかくとして新聞のヘッドラインを飾った人たちを取り上げ、新薬開発の状況をざっくり評価してから、各研究分野での注目すべき出来事を選んで概説した、Nature Medicine恒例の年末特集をお楽しみいただきたい。

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