Brief Communication

骨形成:骨細胞がRANKL発現を介して骨恒常性を
調節することの証拠

Nature Medicine 17, 10 doi: 10.1038/nm.2452

骨に埋め込まれた骨細胞は、骨形成性の骨芽細胞と骨吸収性の破骨細胞の両方を調節することで骨の恒常性の調和を取ると考えられている。今回我々は、純化した骨細胞は、骨芽細胞や骨髄間質細胞よりはるかに大量の破骨細胞分化因子(receptor activator of nuclear factor-κB ligand; RANKL)を発現し、in vitroでより高い破骨細胞形成支持能を有することを見いだした。さらに、骨細胞特異的にRANKLを欠損するマウスで観察された重症の大理石骨病という表現型は、骨細胞がin vivoでの骨再構築におけるRANKLの主要供給源であることを示している。

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