News & Views

統合失調症の遺伝学的研究の障壁をこわす

Nature Medicine 15, 5 doi: 10.1038/nm0509-488

統合失調症の研究は、疾患と遺伝子の関連性が弱いことや適切な動物モデルがないこと、遺伝子発現の知見の再現性が限られていることなど、厄介な問題に阻まれてきた。今後の研究の成否は、これらの障壁のどれか1つを克服するというのではなく、それぞれの領域で得られた証拠を補強するような広範な取り組みをすることにかかっていると考えられる。今回、そうした取り組み方をした神経科学者グループがこの疾患の裏に潜む遺伝子の1つを新たに明らかにした。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度