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【BETWEEN BEDSIDE AND BENCH】グルコースから離れてみる

Nature Medicine 15, 4 doi: 10.1038/JNM0904-4

2型糖尿病はグルコース代謝障害の一種だとみなされることが多い。しかし、糖尿病には多数の要因がかかわっており、肥満は主要なリスク要因の1つであり、心血管疾患は主な帰結の1つといえる。BEDSIDE TO BENCHではB RazaniとC Semenkovichが糖尿病と心血管疾患とのつながりを検証している。彼らは、2型糖尿病患者では血糖値を下げても心血管疾患が減らないことを示す臨床試験結果を受けて、新しい視点からの研究が必要だと論じている。BENCH TO BEDSIDEではS ShoelsonとA Goldfineが、2型糖尿病などの疾患が肥満からどのように派生しうるのか、また肥満が炎症にどのような影響を及ぼすかを論じている。彼らが注目したのは、炎症にかかわる遺伝子ネットワークを肥満がどのようにゆさぶるかを示した最近の2件の研究である。

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