Brief Communication

血管内皮増殖因子受容体3は角膜における同種免疫の誘導を媒介する

Nature Medicine 10, 8 doi: 10.1038/nm1078

現在までのところ、リンパ管新生の分子制御と適応免疫の誘導とを結びつける研究は皆無である。本論文では、血管内皮増殖因子受容体3(VEGFR-3)を介するシグナル伝達を阻止することによって、角膜の抗原提示(樹状)細胞の所属リンパ節への移動、遅延型過敏症の誘導、および角膜移植片の拒絶が有意に抑制されることを示す。したがって、VEGFR-3の機能を制御することによって、末梢における適応免疫を調節することができるかもしれない。

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