Brief Communication

ウイルス性肺炎における肺炎レンサ球菌の役割

Nature Medicine 10, 8 doi: 10.1038/nm1077

本論文では、南アフリカのソウェトにおける、十分に予防接種を受けた37,107人の幼児での無作為二重盲検プラセボ対照試験において、9価肺炎球菌結合ワクチンPncCVが、入院中の小児における、7種の呼吸器ウイルスのいずれかに関連する肺炎の31% (95%信頼区間=15〜43%)を予防することを示す。これらの結果は、肺炎球菌がこれらのウイルスと関連する肺炎の発症において主要な役割を担っていること、およびウイルスが細菌性肺炎の病因に寄与していることを示唆している。

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