Research press release

地表の風速が遅くなっている

Nature Geoscience

Surface wind slow-down

地面の表面で凹凸が増加することは、近年、北半球で地表近くの風速が低下している原因となっているとの報告が寄せられている。この発見は将来の風力発電に対して示唆を与えるものである。

R Vautardらは、主として北半球で過去30年間の陸上の風速を解析した。彼らは、地表の風速がこの時期に5〜15%減少したことを報告している。モデル・シミュレーションは、(植生の被覆が増加することにより)地表の凸凹が増加すると、北半球中緯度では風を鎮める効果の25〜60%を説明できることを示している。

R Vautardらは、地表の風速が低下し続けると風力発電にとっては大きな損失となるだろうと示唆している。

An increase in land-surface roughness has contributed to the recent slow-down of near-surface wind speeds in the Northern Hemisphere reports a study published online this week in Nature Geoscience. This finding could have implications for future wind-power production.

Robert Vautard and colleagues analysed terrestrial wind speeds, primarily in the Northern Hemisphere, over the past three decades. They noted that surface winds declined by 5-15% during this period. Model simulations indicate that an increase in surface roughness — due to an increase in vegetation cover — could explain 25-60% of the stilling in the northern mid-latitudes.

The authors suggest that if surface winds continue to slow, there will be a major loss of wind-power production.

doi: 10.1038/ngeo979

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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