Research press release

外洋の水銀源

Nature Geoscience

Open ocean mercury source

外洋の微生物は、無機水銀を魚類が摂取できる毒物の形態であるメチル水銀に変換させるということを報告する論文が、今週オンライン版に掲載される。この発見は、沿岸堆積物に見つかっている微生物だけでなく、外洋の微生物も海洋食物網の水銀汚染に寄与していることを示している。

Joel Blumらは北太平洋で採取され、異なった深さで食物を取っている9種の魚で水銀の同位体の特徴を調べた。彼らは、これらの魚で見つかった同位体のパターンが、消費したメチル水銀の60-80%は表層水に供給源があるのではなく、海洋表層混合層より下で微生物により生成されたとしないと説明出来ないことを見つけた。

Microbes in the open ocean convert inorganic mercury into methylmercury, a toxic form that can be taken up by fish, reports a paper published online this week in Nature Geoscience. The findings suggest that open-ocean microbes, and not just microbes found in coastal sediments, contribute to the mercury contamination of the marine food web.

Joel Blum and colleagues examined the isotopic signature of mercury in nine species of fish sampled from the North Pacific Ocean, which feed at different depths. They find that isotopic patterns found in these fish can only be explained if 60-80% of the methylmercury consumed is produced by microbes below the ocean surface mixed layer, rather than sourced from surface waters.

doi: 10.1038/ngeo1918

「注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したプレスリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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